エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1421
2024.05.15 更新
文:撮影・藤田 忠
テストセッションの最後は、「Claw A1M」シリーズのバッテリ駆動時間を確認しておこう。「3DMark」の「Fire Strike」を連続実行される「PCMark 10 Battery:Profile Gaming」と、実際に「ファイナルファンタジーXIV」をプレイした際の時間を計った。パフォーマンス設定は「AI エンジン」を選び、輝度を”50%”、音量を”30%”、液晶リフレッシュレート120Hzに設定している。
ともに、バッテリ駆動時間は1時間強となった。GPU負荷がほぼ100%に達するゲームプレイ中としては、妥当なところだろう。さすがに外出先に持ち出して、長時間ゲームプレイを楽しむには、ACアダプタは必須になる。付属ACアダプタよりも持ち歩きしやすい65W ACアダプターを用意したい。
ポータブルゲーミングPCを使っていくうえで、あると便利なのがスタンドにもなるドックだ。今回はアイ・オー・データから発売されている「US3C-GCHD/HN」を組み合わせている。HDMI、ギガビットLAN、USB Type-A×2、USB Type-C×1、100W USB PDポートを備え、液晶ディスプレイやキーボードなどを接続して、普通のWindows PCとして使うことや、大画面でゲームを楽しむことができるので、是非用意したい。
「Claw A1M」にも対応しているアイ・オー・データ「US3C-GCHD/HN」 | フルHD 240Hz、4K 60Hz出力に対応するHDMI端子などを備える6in1ドックだ |
「US3C-GCHD/HN」推奨の100W給電に対応したACアダプタを使用した | USB Type-CケーブルはL字型を採用 |
接続ケーブルが短くThunderbolt4ポートが本体左よりにあるため、ドックへ設置した際は、本体が若干右よりになる |
Core Ultraを搭載した初のポータブルゲーミングPCとなる「Claw A1M」シリーズ。ここでは下位モデルになるCore Ultra 5 135H採用の「Claw-A1M-003JP」を触ってきたが、ゲームタイトルを選びはするが、解像度1,280×720ドット、かつ画質を調整した状態で十二分にゲームプレイを楽しめると感じた。
ファイナルファンタジーXIVを久々にプレイ。休憩中や就寝前に、横になりながら、プレイしたが、予想以上に快適だった |
重量も両手で持つのを考えると、特別重たいと感じることはなく、50歳を過ぎたおじさんが仰向けに寝ながら、1時間プレイしても苦に感じることはなかった。軽量級ゲームタイトルのプレイから、メインのゲーミングPCと、PlayStation 5を活用したリモートプレイ、エミュレーターでのAndroidゲームプレイまで、「Claw A1M」シリーズを中心にプレイスタイルを広げられそうだ。
提供:エムエスアイコンピュータージャパン株式会社