エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1424
2024.05.24 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕/池西樹(テストセッション)
続いて、PL1とPL2をいずれもMaximum Turbo Powerの219Wに設定した状態で検証を進めていこう。
まずL.N.Aなしの結果を確認すると、「OCCT 13.0.0」では平均約85℃、「Cinebench 2024」でも平均約92℃で、CPUが許容する最高温度100℃まで達することは一度もなかった。
続いてL.N.A使用時の結果を確認すると、「OCCT 13.0.0」が平均約89℃でL.N.Aなしに比べて約4℃、「Cinebench 2024」では平均約97℃で約5℃上昇している。Package Powerや動作クロックに大きな差はなく、サーマルスロットリングと思われる症状は発生していないが、「Cinebench 2024」では100℃まで上がるシーンも多いことから、「デフォルトモード」でPL1/PL2=219Wに設定した場合はL.N.Aは使わないほうがいいだろう。
L.N.Aなしの場合は1,800rpm前後、L.N.A使用時は1,400rpm前後までファンの回転数が上昇し、いずれも公称最高値に準ずる結果になった。またノイズレベルはL.N.A使用時が30dBA前後でほぼ無音に近い状態、L.N.Aなしでも36dBA前後までしか上がらず、ノイズが気になることは無いだろう。