エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1426
2024.05.29 更新
文:編集部 池西 樹
続いて、定番3Dベンチマーク「3DMark」の結果を確認していこう。まずはレイトレーシングの他、メッシュシェーダーや可変レートシェーディング、サンプラーフィードバックなど最新機能に対応するDirectX 12 Ultimateを使用する「Speed Way」の結果を確認していこう。
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GPUの影響が非常に大きいこともあり、いずれのCPUでもスコアはほぼ横並び。CPUやグラフィックスカードのバスインターフェイスの帯域幅の影響はない事がわかる。
レイトレーシングを使わないDirectX 12やVulkan環境の最新高負荷テスト「Steel Nomad」のスコアも確認していこう。
Ryzen 8000シリーズの3モデルのスコアはいずれもほぼ横並びになった。またCore i5-13400のスコアがRyzen 8000シリーズに比べて約2%だが高くなったのは、バスインターフェイスがPCI Express 4.0(x8)に制限されているのが影響しているのだと思われる。
続いてDirectX 12を使用する定番ラスタライズテスト「Time Spy」のスコアを確認しておこう。なおプリセットには「Time Spy」と「Time Spy Extreme」を使用している。
「3DMark」のベンチマークテストの中では比較的メニーコアCPUへの最適化が進んでいることもあり、Ryzen 7 8400F/Gの性能が最も高く、Core i5-13400、Ryzen 5 8400Fの順に並ぶ順当な結果になった。
続いて、未だに採用しているゲームも多いDirect X11を使用する「Fire Strike」のスコアもチェックしていこう。こちらも「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」の3種類のプリセットを選択した。
GPUの負荷が高い「Fire Strike Ultra」ではほぼスコアは横並びになる。ただし、WQHD解像度の「Fire Strike Extreme」やフルHD解像度の「Fire Strike」では、Ryzenシリーズが全体的に高いパフォーマンスを発揮する。特に「Fire Strike」では、Core i5-13400に比べて、Ryzen 5 8400Fでも約8%、Ryzen 7 8700Fでは約15%とかなり大きな差がついた。