エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1430
2024.06.21 更新
文:編集部/撮影:pepe
製品の概要を把握したところで、ここからは「G2422C」の特徴や主要機能について詳細に確認を進めていこう。リフレッシュレート180Hzに対応する湾曲ディスプレイとしては、最安クラスの製品ながら、イマドキのゲーミングディスプレイに求められる機能はしっかりと実装されている。
肉眼に近い曲率1,500Rの湾曲パネルを採用する「G2422C」では、視線の移動を最小限に抑えつつ視界の端の情報まで把握することができる。さらにディスプレイ間の継ぎ目が気にならないフレームレスデザインを採用するため、マルチディスプレイ環境を構築すれば、圧倒的に没入感のある環境でゲームを楽しめる。
「G2422C」なら2枚購入しても税込46,000円前後、3枚購入しても税込70,000円以下で収まる計算で、マルチディスプレイ環境もかなり現実的な選択肢になる |
液晶パネルは高コントラストなVAパネルで、リフレッシュレート180Hz、応答速度1ms(MPRT)の高速描画に対応する。さらに「Adaptive-Sync」の可変リフレッシュレート機能をサポートしており、ティアリングやスタッタリングのない滑らかな映像表現を可能にしている。
「ナイトビジョン」を使えば、洞窟や夜などの暗いシーンや、眩しすぎる逆光部分を自動的に判別して、臨場感を失うことなく視認性を改善することができる。なお効果は「オフ」「通常」「強い」「最も強い」「A.I.」の5段階調整に対応しているため、実際に試してみて好みの設定を選択するといいだろう。
ナイトビジョンの効果は5段階に調整可能。実際の違いについては後半のテストセッションで明らかにしていく |
長時間のゲームプレイの負担を軽減するため、「G2422C」には目に悪影響のある波長(ブルーライト)を効果的にカットする「ブルーライト軽減」と、画面のちらつきを抑える「アンチフリッカー」の2種類のアイケア機能を搭載する。なおいずれも工業製品の安全試験や認証を行っている第三者認証機関「TUV Rheinland」認証を取得済みだ。
「G2422C」なら、PlayStation 5やXbox Series X/Sといったコンシューマゲーム機でも120Hzの高速リフレッシュレートに対応。一般的なテレビに接続するよりも滑らかな映像でゲームをプレイすることができる。
専用ユーティリティ「Display Kit」を使えば、ウインドウの分割、画面の向き、解像度、リフレッシュレート、ビット数、カラー設定をWindows上から簡単に行うことができる。さらにマウスポインタの動作や電源・スリープの設定、ディスプレイキーボード、ワイヤレスディスプレイなど画面操作や表示に関する設定に広くアクセスできるので積極的に活用したい。