エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1432
2024.06.26 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:pepe
ここからは実際のゲームを想定したベンチマークテストを進めていこう。まずはこれまでに比べてGPUへの負荷が大幅に増加した「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」のベンチマークからだ。「グラフィックス設定」は「最⾼品質」で60fpsを下回った場合には「NVIDIA DLSS」が有効になるように設定した。なお解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)、WQHD(2,560×1,440ドット)、4K(3,840×2,160ドット)の3種類で計測を行っている。
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フルHD解像度のスコアは16,465、判定も最高の「非常に快適」、平均フレームレートも120.18fpsで、最高画質設定でも高リフレッシュレートな環境でゲームを楽しめる。またWQHD解像度でもスコアは11,636、判定も上から2番目の「とても快適」、4K解像度でもスコアは10,065、判定は「快適」で、60Hzのスタンダードなディスプレイであれば全く問題ないパフォーマンスを発揮する。
続いてDirect X11世代の重量級RPGゲーム「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」のベンチマーク結果を確認しておこう。解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で、グラフィックス設定は「高品質」を選択。なお4K解像度ではDLSSを有効にした状態でも計測を行っている。
フルHD解像度ではスコアが11,021、判定は「とても快適」、WQHD解像度でもスコアは8,619、判定は「快適」で、高画質設定でもゲームプレイに全く不安はない。また4K解像度ではWQHD解像度から大きくスコアが落ち込み、判定も「やや快適」にとどまる。ただし、DLSSを併用することで約50%スコアが向上し、判定も「快適」まで引き上げることができる。
タクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」のゲーム内ベンチマーク結果も確認しておこう。解像度はこれまでと同じフルHD、WQHD、4Kの3種類で、「API」は「Vulkan」、「総合品質」は「最高」、レンダリングのスケールは「100」、超解像技術は無効にする最も重い設定で計測を行った。
比較的GPU負荷の軽いゲームということもあり、最も重い設定にも関わらず4K解像度でも快適なゲームプレイが可能。さらにWQHD解像度やフルHD解像度では、200Hzを超えるような超高リフレッシュレートな液晶ディスプレイを組み合わせたい。
人気バトルロイヤルゲーム「Apex Legends」のスコアも確認しておこう。プリセットが用意されていないため、「スポットシャドウディテール」は「最高」、それ以外は最も高品質になるように設定し、144Hzのフレームレート制限は解除している。なお解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で、フレームレートの計測にはCapFremeXを使用した。
4K解像度でも平均フレームレートは120fpsを超え、最高画質で快適にゲームを楽しめる。またWQHD解像度やフルHD解像度では「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」と同様、200Hzクラスの超高リフレッシュレートな液晶ディスプレイを組み合わせたい。
「アサシン クリード」シリーズの最新作「アサシン クリード ミラージュ」のゲーム内ベンチマークのスコアを確認していこう。「グラフィック品質」は「最高」、「アップサンプルタイプ」は「NVIDIA DLSS」、「アップサンプルクオリティ」は「バランス」に設定して、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を行った。
これまでのゲームに比べるとかなり重量級のゲームだが、超解像技術を併用することで4K解像度でも60fpsを超えるフレームレートを記録した。またWQHD解像度では71fps、フルHD解像度では78fpsまでフレームレートが向上しており、瞬間的に60fpsを切ることもほとんどなかった。
映画「アバター」シリーズをベースにしたオープンワールドゲーム「アバター:フロンティア・オブ・パンドラ」のゲーム内ベンチマークのスコアも確認しておこう。「グラフィック品質」は「ウルトラ」、「テンポラルアップスケール」は「Nvidia Deep Learning Super Sampling」、「スケーリング品質」は「バランス」に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
さすがに最新のAAAタイトルということもあり、4K解像度ではDLSSを有効にしても40fps、WQHD解像度でも51fpsで、画質を調整する必要がある。ただし、フルHD解像度では72fpsまでスコアが向上しており、美しい画質で快適にゲームを楽しめる。