エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1435
2024.07.01 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕
出荷時よりボトム面にも120mm PWM ARGB reverse fanが3基搭載されている。ちなみに逆回転ファンとは、中心部のラベル面がPCケース内部側にも関わらず、外気を取り込む吸気である点が由来。次に紹介するリアの120mm標準ファンは、ラベル面が内部側に固定された状態でエアフローは排気。これが通常であり、逆回転ファンは文字通り吸排気が「逆」というワケだ。
ボトム面は140mmファンへの換装は不可。ラジエーターは120/240/360mmサイズが設置できる。なお例の資料に特記事項はなかった。
大判ダストフィルターを外した状態。120mm PWM ARGB reverse fanが3基搭載され、台座高20mmが生み出す吸気スペースからフレッシュな外気を内部へ送り込む |
最後に紹介するリアには、120mm PWM ARGB fanが標準装備。”逆回転”ならぬ”正回転”ファンはCPU周辺の熱ごもりを防ぐべく、常時排気の役割を果たしてくれる。なおラジエーターは120mmサイズに対応。最もオーソドックスなオールインワン型水冷ユニットを導入するなら、このスペースを利用することになる。
右側面下部には「ARGB & PWM fan controller」が装備され、出荷時より複数のコネクタが接続されている。
ARGB & PWM fan controllerの基板上には、各8口の4pin PWMファンコネクタと、ARGBコネクタを実装。標準装備される7基のARGBファンとフロントパネル右手のイルミネーションの給電と光の制御を一括で行う事ができる。これだけの冷却ファンとイルミネーションを備えたPCケースには必須で、ARGB & PWM fan controllerがあることでマザーボード上のコネクタの消費(そもそも不足するだろう)を減らす事ができる。さらにケーブルマネジメントの観点からも、大きな役割を果たしてくれる。
ARGB & PWM fan controllerに接続されているARGBコネクタケーブルとPWMコネクタケーブルは、それぞれマザーボードへ接続。さらに一括給電用のSATA電源コネクタケーブルを接続する必要がある |