エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1437
2024.07.13 更新
文:撮影・藤田 忠
これまでも見た目に気を使ってケーブルマネジメントに苦心し、魅せるPCを組んだ後の喜びは格別だった。しかしBTFによるほとんどケーブルが露出していない表面の美しさは感動もの。LEDイルミネーションで彩ると、さらにその感動は増すこと受けあいだ。
オールインワン型水冷ユニットのケーブルが2本通っているが、ご覧の通りほとんど見えない |
ケーブルが見えないだけで、ずいぶんと印象が変わる。特にケーブルレスグラフィックスカードは、想像以上にスッキリとした見た目になっている事が分かるだろう |
サイドガラスパネルはスモークタイプなので柔らかな光になる一方で、内部が見にくくなるのは残念なところ。せっかくのBTFシリーズなので、できればクリアガラスタイプもラインナップに加えて欲しい |
コネクタ類を背面レイアウトにしたマザーボードをはじめ、ASUS BTFシリーズで組み上げたマシンは想像以上に美しい見た目に仕上がった。とくに「Graphics Card High-Power Slot」と「GC-HPWR Gold Finger」を組み合わせたグラフィックスカードによる、“完全なケーブルレス”の実現が美観に大きく貢献している。Socket AM5マザーボードやピラーレスケースなど、今後のラインナップ拡充にも大いに期待したいところだ。
完成して思ったことのひとつは、エヴァエディションのBTFが欲しい!だった |
そして“完全なケーブルレス”でこんなことができる、という将来的な可能性について、COMPUTEX TAIPEI 2024にて魅力的な提案があったことは記憶に新しい。ケーブルが不要になったBTFシリーズのグラフィックスカードをあえて外側に露出させ、外観上の主役に据えるという、大胆なコンセプト。ファンへの巻き込み対策など、実際に販売するには越えなければならないハードルがあるのかもしれないが、純粋に、欲しい!と思った人は多いのではないだろうか。
新しい自作PCの楽しさを生み出してくれそうな存在として、今後も引き続きASUS BTFシリーズに注目していきたい。
Advanced BTFによるケーブルレスで、自由にレイアウトできるようになるグラフィックスカードを主役に据えたPCがいくつか登場していた |
Cooler Masterの定番Mini-ITXケース「NR200P」をベースにしたコンセプトモデルもあった |
提供:ASUS JAPAN株式会社