PL1/PL2=181W設定時の冷却性能をチェック

定格動作では、十分な余力を残しながらCore i9-14900Kを冷やすことができた「ALPHA2 A36 White」。続いて、PL1/PL2をいずれもCore i5-14600KのMTPである181Wに設定した状態でテストをしていくことにしよう。

設定値通りPackage Powerは125Wから180Wへと55W上昇し、動作クロックもPコア/Eコアとも400～500MHz引き上げられている。しかし、CPU温度はいずれのテストでも65℃前後で安定しており、未だ「ALPHA2 A36 White」の冷却性能には十分な余力が残されている。

PL1=125W/PL2=253W設定時の「Cinebench 2024」スコア

PL1/PL2=181W設定時の「Cinebench 2024」スコア

ちなみにストレステスト実行後の「Cinebench 2024」のマルチコアテストのスコアを確認するとPL1=125W/PL2=253Wの1,781ptsに対して、PL1/PL2=181Wでは1,931ptsへと約9％スコアが向上しており、マルチスレッド性能への影響は大きいことが分かる。

PL1/PL2=181W設定時のファン回転数と騒音値をチェック

ファン回転数はいずれも1,600rpm前後でほぼ安定しており、最大回転数に達することは一度もなかった。またノイズレベルも37dBA前後で、PL1=125W/PL2=253Wよりも大きくなったのは確かだが、バラック状態でもほとんど気になることはなかった。