エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1442
2024.07.30 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
まず最初は、Core i7-14700KやCore i9-14900Kの標準設定であるPL1=125W/PL2=253WにPower Limitを設定した際の冷却性能を確かめてみよう。
テスト開始から1分ほどで最大温度が90℃以上に達しているのは、Package Powerが253Wまで上昇するPL2動作の影響だ。しかし125WのPL1動作に入ると、温度は60℃台に落ち着いている。動作クロックも安定しており、PL1=125W/PL2=253W設定における冷却は問題なくまかなえているようだ。
PL2動作になる冒頭部分はファンも最大回転にタッチするものの、PL1動作時には1,500rpm前後の余裕のある挙動。騒音値もPL1動作時は40dB前後で安定し、ファンの風切音はほぼ気にならないレベルだった。なお、短時間253Wに達するPL2動作中は4~5dBほど騒音値が上がっており、Power Limit設定次第では動作音が気になるシーンが出てきそうだ。