エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1443
2024.08.01 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
それでは早速に「CNPS13X DS BLACK」をパッケージから取り出し、その外観から眺めていこう。
ブラックコーティングが施されたヒートパイプとヒートシンクからは、鮮やかなライティングをまとったパッケージデザインとは対照的に、引き締まった印象を受ける。もちろん冷却ファンに加えてトップカバーにもARGBイルミネーションが仕込まれていることを考慮すれば、通電後にその印象はだいぶ様変わりすることだろう。
通電時以外は分かりにくいが、トップカバーにはARGBライティングとCPU温度の表示機能が搭載されている |
冷却ファンを取り外して眺めるヒートシンクは、よりスリムさが際立っている。先だって詳細レビューをお届けした「CNPS14X DUO BLACK」のイカツい風体に比べれば、ツインタワーの片方分しかないような印象だ。
このスリムさはCPUソケット周辺への干渉を防ぐための設計で、特にクーラーのサイズ次第で棲み分けが難しくなるメモリスロットへの影響も最小限で済むだろう。なお、黒色メッキでコーティングされたアルミニウム製フィンは放熱面積が6,717cm2とされ、TDP240Wに対応する冷却性能を備えている。
ちなみにマニュアル等には記載はないものの、「CNPS13X DS BLACK」にはファンクリップなど冷却ファンの固定具が2セット同梱されている。ヒートシンクは前後どちらもファンを取り付け可能な形状であることから、ひょっとすると(もう一つファンを調達する必要はあるが)デュアルファン構成も想定しているのかもしれない。