エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1445
2024.08.07 更新
文:撮影・編集部 池西 樹
ここからは実際のゲームを想定したベンチマークテストを進めていこう。まずは人気オンラインRPGの最新ベンチマークである「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」からだ。グラフィックス設定は“最⾼品質”で、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)、WQHD(2,560×1,440ドット)、4K(3,840×2,160ドット)の3種類で計測を⾏っている。
先代モデルとの比較では、4K解像度こそGPUがボトルネックになるため差がないものの、WQHD解像度やフルHD解像度では約5%高いスコアを記録した。またCore i7-14700KとRyzen 7 9700Xの比較では、フルHD解像度では約3%の差をつけられているのものの、WQHD解像度ではほぼ同等、4K解像度ではわずかだがスコアが逆転している。
タクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」のゲーム内ベンチマーク結果も確認しておこう。「API」はVulkan、「総合品質」は“最高”、レンダリングのスケールは“100”の最も重い設定で、超解像技術は無効。解像度はこれまでと同じフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
4K解像度やWQHD解像度ではグラフィックスカードの影響が大きく、いずれのCPUでもフレームレートはほぼ横並びになる。またフルHD解像度では、先代モデルよりも約4%、Core i7-14700Kとの比較では約7%高いフレームレートを発揮している。
続いて軽量級のFPSゲーム「VALORANT」の結果を確認していこう。画質設定はプリセットが用意されていないため、できる限り高品質な設定を選択し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類。なお測定は「射撃場」の一定コースを移動したときのフレームレートを「CapFrameX」で計測している。
4K解像度ではややスコアにブレがあるものの、WQHD解像度やフルHD解像度ではいずれもRyzen 7 9700Xがトップを獲得。またRyzen 5 9600XもRyzen 5 7600Xはもちろん、Ryzen 7 7700Xをも大きく上回り、Core i7-14700Kに匹敵する良好なパフォーマンスを発揮する。