エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1446
2024.08.09 更新
文:撮影・藤田 忠
テストセッションでは、完成したMSIホワイトコーディネートPCのパフォーマンスを、定番ベンチマークとゲームタイトルを使って、確認していこう。スペックをおさらいしておくと、CPUがCore i5-14400で、グラフィックスはGeForce RTX 4070 SUPER。メインメモリはDDR5 5600 32GBで、ストレージには1TB NVMe M.2 SSDを搭載する。
10コア/16スレッド、最大4.7GHzで動作するCore i5-14400。コストを抑えたPCにおすすめのCPUだ | Intel B760チップセット搭載マザーボード「MPG B760M EDGE TI WIFI」。BIOS(UEFI)は最新バージョン「1.40」を使用している |
メモリはDDR5-5600 CL46-45-45で動作する | Power LimitはPL1/PL2ともに、Core i5-14400のPL1 Intel定格値となる148Wに設定した |
GeForce RTX 4070 SUPER 12G GAMING X SLIM WHITEのGPU-Z。高負荷時はGPUクロックが2,880MHzまで伸びていた |
ラジエーターファンの動作は、デフォルト設定で制御した | 4基のケースファンはDC制御で、回転数は800rpm台で動作 |
まずはレンダリングに要した時間で、CPUのパフォーマンスを測る「CINEBENCH」ベンチマークで確認していこう。テストには「CINEBENCH R15」「CINEBENCH R20」「CINEBENCH R23」に加えて、最新の「CINEBENCH 2024」を使用している。
Power Limitの設定はPL1/PL2ともに148Wに設定しているが、スコアはPower Limit 4,096W設定でテストしている過去のレビューと、ほぼ並んでいる。Core i5-14400の性能を最大限引き出せていると言える。
「CINEBENCH」ベンチマークは、CPUがフルロードされるため、テスト実行中はPCの動作音が気になるものだが、360mmサイズラジエーターのオールインワン型水冷ユニットで静かに冷却できている。また、4基のケースファンも、回転数は800rpm台とあって、計7基のARGB LEDファンを備えているPCとは、思えない静かさだ。