エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1446
2024.08.09 更新
文:撮影・藤田 忠
続いてウェブサイトの閲覧などの日常使いから、ビデオチャットやオフィスアプリケーション、写真の編集など、PC全体のパフォーマンスを確認できる「PCMark 10」で確認していこう。テストプリセットは基本のテストに加えて、ゲーミングパフォーマンスをチェックする「PCMark 10 Extended」を実行した。
結果は総合スコア11,090ポイントを記録し、テストごとのスコアも日常使いのEssentialsが10,217、表計算などのオフィスワークのProductivityが10,580、デジタルコンテンツ編集のDigital Content Creationが13,866と、基本のスコアはいずれも10,000超えだ。UL Solutionsが出している良好基準のスコアの2倍以上となっている。日常使いから、クリエイティブな作業まで、ストレスを感じることなく行えるだろう。
ここからはCore i5-14400とGeForce RTX 4070 SUPERなどで組んだMSIホワイトコーディネートPCのゲーミングパフォーマンスをチェックしていこう。まず定番3Dベンチマーク「3DMark」の各テストプリセットを実行して、その実力を確かめていこう。
テストはレイトレーシングや、メッシュシェーダーなどといった最新機能を備えたDirectX 12 Ultimateを使用する「Speed Way」からだ。
テスト解像度は、GeForce RTX 4070 SUPERのターゲットとなる2,560×1,440ドットのWQHDになるが、最高峰クラスの負荷がかかるテストだけあって、スコアは5,000台でフレームレートも、60fpsを下回っている。レイトレーシングなどを効かせた高負荷な描画でのプレイはアップスケーリング技術などの併用が必要になるが、WQHDゲーミングを十分狙えるだろう。
次は現状のDirect X12採用ゲームに合わせた最新テストの「Steel Nomad」と、その軽量バージョンの「Steel Nomad Light」を実行した。
今のDirect X12採用ゲームに合わせた、新たなDirect X12テストプリセットになる「Steel Nomad」 |
4K解像度でテストされる「Steel Nomad」はスコアが4564ポイントで、フレームレートも45.64fpsと60fpsを下回った。マルチプラットフォーム向けで、解像度もWQHDに下がる「Steel Nomad Light」では、スコアは大幅に伸び、フレームレートも150fps台と余裕のある数値になっている。