ベンチマークテスト：3DMark：Steel Nomad

ここからは定番3Dベンチマーク「3DMark」の結果を確認していこう。まずはクロスプラットフォームに対応する最新テスト「Steel Nomad」の結果を確認していこう。

テスト項目がGPU向けの「Graphics test」しかない「Steel Nomad」。CPUの影響はないようで、スコアはいずれも横並びになった。

ベンチマークテスト：3DMark：Time Spy

続いてAPIにDirectX 12を使用するラスタライズテスト「Time Spy」のスコアを確認していこう。なおハイエンド構成ということを考慮して、プリセットには「Time Spy」と「Time Spy Extreme」を使用している。

GPU系のテストでは珍しくマルチコアCPUの影響が大きいこともあり、Ryzen 9 9000シリーズはTime Spy、Time Spy Extremeとも先代モデルを上回るスコアを記録した。また第14世代Intel Coreプロセッサに比べると、Time Spyでは約4％低いものの、Time Spy ExtremeではRyzen 9 9900XとCore i7-14700Kはほぼ同等、Ryzen 9 9950XとCore i9-14900Kでは、Ryzen 9 9950Xのほうが約2％上回る。

ベンチマークテスト：3DMark：Fire Strike

APIにDirect X11を使用する「Fire Strike」のスコアもチェックしていこう。こちらもハイエンド環境ということを考慮して、「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」の3種類のプリセットを選択した。

4K解像度の「Fire Strike Ultra」や、WQHD解像度の「Fire Strike Extreme」ではグラフィックスカードの負荷のほうが大きいこともあり、ほとんど差がつかなかった。ただし、フルHD解像度の「Fire Strike」では、先代モデルに比べてRyzen 9 9950Xは約5％、Ryzen 9 9900Xでも約3％上回る。さらにRyzen 9 9950Xについては、今回計測したCPUの中で最も高いスコアを記録した。