エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1449
2024.08.16 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
「Razer Blade 18」(RZ09-0509TJK3-R3J1)自慢のディスプレイは、ゲーミングノートとして最大級の18型サイズ。最大解像度は2,560×1,600ドット(QHD+)で、リフレッシュレート300Hz、応答速度3msに対応している。さらにディスプレイ同期技術はNVIDIA G-Syncをサポート。動きの速いゲーミングシーンでも、滑らかな映像でストレスフリーなプレイを楽しむことが可能だ。
また、最大輝度1,200nitsを誇るMini LED技術を採用したディスプレイであり、領域ごとにバックライトの明るさを調節する2,000ゾーン以上のローカルディミングコントロールに対応。映像に合わせてバックライトをきめ細かく調整することで視認性を高めている。
そしてデジタルシネマ向けDCI-P3を100%カバーする広色域表示もトピック。個別にキャリブレーションを済ませた状態で出荷されており、優れた色精度を保証するCalman Verified認証も取得している。クリエイターがコンテンツ制作に安心して使用できるスペックがあり、その環境もしっかり整えられているというわけだ。
高輝度かつ広色域対応のディスプレイで、キャリブレーション済みの高い色精度はクリエイターにとっての大きな武器になる |
搭載されているキーボードは、“かななし”仕様の日本語配列を採用したテンキーレスレイアウトだ。1.1mmアクチュエーションの高レスポンスなメンブレンスイッチを採用しており、押下圧は65g。Nキーロールオーバーによる全キーの同時押しが可能で、ゲームプレイ中の素早い入力にも追随してくれる。ゲーミングノートとしての定番要素でもある、Razer Chroma対応のバックライトイルミネーションも備えている。
ただし各キートップは凹み等がまったく存在しないフルフラットな形状であり、数字キーとファンクションキーの間にもブランクはなし。フルサイズ同等のキーピッチが確保されているとは言え、ガチなゲームプレイが前提なら別途ゲーミングキーボードの導入を検討するのもアリだろう。
また、タッチパッドはXLサイズの「高精度ガラスタッチパッド」を搭載。滑りや反応も良好なほか、複数のジェスチャーによる拡張ナビゲーションにも対応している。
そしてオーディオ機能は、3スマートアンプ+2ツィーター+4ウーファー構成のTHX SPATIAL AUDIO対応スピーカーを内蔵。一般的なノートPCに比べワンランク上のサウンドが楽しめる。その他の周辺機能としては、物理プライバシーシャッターを備えた500万画素のWebカメラをディスプレイ上部に装備。内蔵のマイクアレイを組み合わせ、クリアな声で通話や配信が行える。
Webカメラ自体を物理的にカットできるプライバシーシャッターを備えている |
充実したインターフェイスも「Razer Blade 18」の特徴の一つで、中でもThunderbolt 5は世界初搭載。複数の高解像度ディスプレイや高速ストレージ、ドッキングステーションを接続可能な、最大120Gbps転送の最強インターフェイスだ。さらにThunderbolt 5仕様のType-Cポートは、最大100WのUSB PD 3.0にも対応している。
向かって右側には、SDカードリーダー、Thunderbolt 5、USB 3.2 Gen 2 Type-A、HDMI 2.1を搭載 |
左側には、3.5mmコンボジャック、USB 3.2 Gen 2 Type-C、USB 3.2 Gen 2 Type-A、2.5ギガビットLAN、電源ポートを備えている |
そのほか、同じく100WのPD給電に対応したUSB 3.2 Gen 2 Type-C、USB 3.2 Gen 2 Type-A×3、HDMI 2.1、3.5mmオーディオ複合ジャック、UHS-II SDカードリーダー、2.5ギガビット有線LANを搭載。さらに330Wの専用電源アダプタを接続するための電源ポートも備えている。