エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1449
2024.08.16 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
まずは純粋なCPUのパフォーマンスを確かめるため、定番のレンダリング系ベンチマークソフト「CINEBENCH」を動かしてみよう。今回は「CINEBENCH R15」「CINEBENCH R20」「CINEBENCH R23」「Cinebench 2024」の4種類のテストを実行した。
制限の多いノートPCとは言え、さすがはウルトラハイエンドのCore i9-14900HX搭載モデル。同じ第14世代のデスクトップ版CPUとの比較でも、マルチコアテストでCore i7とCore i5の間程度のスコアをマークしていた。シングルコアテストもCore i7に迫るスコアであり、“デスクトップ級”を謳う「Razer Blade 18」にとって面目躍如の結果だ。
続いてはPCの総合的なパフォーマンスを検証できる「PCMark 10」を動作させる。後ほどゲーム系ベンチマークを集中して実行する都合上、「PCMark 10 Extended」プリセットからGamingを除いた“Essentials”“Productivity”“Digital Content Creation”の3つをチェックしていこう。
日常的なビジネスタスクの性能を見る“Essentials”は4,100以上のスコアが推奨されるとされ、同じくオフィス関連アプリケーションなどの性能を測る“Productivity”は4,500以上、コンテンツ制作向けの“Digital Content Creation”は3,500以上が推奨スコアに設定されている。
「Razer Blade 18」の結果は“Essentials”で推奨スコアの3倍近く、“Productivity”は2倍以上、“Digital Content Creation”に至っては4倍以上という圧倒的なもの。特にコンテンツ制作能力の性能は素晴らしく、かなりのクリエイター向け適性を備えたマシンであることが分かる。