エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1451
2024.08.23 更新
文:編集部:池西 樹/撮影:pepe
製品の概要を把握したところで、ここからは「MAG 32C6X」の外観デザインをチェックしていこう。液晶パネルは、人間の視野に近く、平面パネルに比べて没入感を感じることができる曲率1,500RのVA方式で、MSIのゲーミング液晶ディスプレイではおなじみの「3辺フレームレスデザイン」を採用する。上、右、左のベゼル幅は実測2.0mm、非表示エリアも実測5.0mmしかなく、複数台のディスプレイを横に並べて設置するマルチディスプレイ環境を構築した場合でも継ぎ目が気になることはないだろう。
中央にMSIロゴが飾られた下側以外は、ベゼル幅がギリギリまで抑えられている |
上、右、左の3辺はベゼルだけでなく、非表示エリアも5mmしかないため、マルチディスプレイでも継ぎ目を気にせず作業ができる |
梨地仕上げ、ヘアライン仕上げ、光沢パネルの3種類のプラスチックを組み合わせた背面カバー |
背面の向かって左下には、黒色の「Naviキー」を搭載。表側からでも手を伸ばして、直感的な操作で「OSDメニュー」を設定できる |
背面の上部には排気用の縦型スリットを備える |
スタンド部分には電源ケーブルやディスプレイケーブルをまとめておくケーブルホルダーが用意されている |
ディスプレイ入力用のインターフェイスはHDMI 2.0b×2、DisplayPort 1.4a×1の3系統を備え、リフレッシュレートはHDMI 2.0bが240Hz、DisplayPort 1.4aなら250Hzまで対応する。またPlayStation 5やXbox Series X/Sでも120Hzのリフレッシュレートをサポートし、一般的な液晶テレビやビジネス用の液晶ディスプレイより滑らかな映像でゲームを楽しめる。
3系統のディスプレイ入力に加えて、ヘッドホン用の3.5mmジャックも用意されている |
「MAG 32C6X」に標準で付属するスタンドは-5~20°のチルト調整のみに対応する。なお100×100mmのVESAマウント用ホールが用意されているため、調整機能を拡張したい場合は別途ディスプレイアームやディスプレイスタンドの購入を検討するといいだろう。
スタンドの調整機能は-5~20°のチルト調整のみ対応する |
また「MAG 32C6X」のフットプリントを確認すると、31.5型の大型モデルのため幅は709mm必要になるが、奥行きは249mmと、このクラスの湾曲ディスプレイとしてはかなりコンパクト。スタンドの調整機能もチルト調整のみのため、奥行きが狭いデスクでも無理なく設置できる。