iPhoneのMagSafeに対応した外付けSSD

PD20M Mag Portable SSD

続いてはMagSafe互換の外付けSSD「PD20M Mag Portable SSD」をチェックしていこう。容量は1TBと2TBの2モデルで、カラーはブラックのみ。インターフェイスはUSB 3.2 Gen 2×2 Type-Cで、転送速度はシーケンシャル読込・書込とも2,000MB/sに対応する。

本体サイズは幅62mm、長さ70mm、高さ8.2mm、重量40g。外装はプラスチック製でややチープさを感じる。背面はMagSafeに対応するマグネットがラバー素材の下にあり、MagSafeに対応する薄型のケースであればケースの背面から直接吸着させることができる。

外装はプラスチック製でチープだが、薄くてiPhoneに取り付けてもかさばりにくい

付属のケーブルはきしめんのような薄型でややコシがあるタイプ。20Gbpsの帯域に対応し、長さは約10cm、iPhoneの背面にMagSafeで取り付けたときにケーブルが無理なくType-Cポートに届く長さだ。

USB 3.2 Gen 2×2対応、ケーブルは約10cmと短い

iPhone 13 Pro以降のiPhoneではApple ProResコーデックで動画撮影ができるようになっている。そして、Type-CとなったiPhone 15 ProおよびiPhone 15 Pro Maxでは、互換性のある外部ストレージに直接録画することで、通常4K/30fpsまでだった解像度・フレームレートを4K/60fpsに拡張できる。

iPhoneでProResを外部収録する際の詳細は別途確認してほしいが、重要なことは10Gbps以上のデータ転送と書込速度220MB以上が要件となっている。書き込み速度からすればSATA SSDでも十分なスペックだが、データ転送ではUSB 3.2 Gen 2以降が必須。USBのデータ転送モードやその仕様は分かりにくく、AppleのUSB 2やUSB 3といった仕様表記がさらに誤解を招きやすいが、その点に関しては付属のケーブルがUSB 3.2 Gen 2×2で完全な上位互換となっているので安心してほしい。