エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1456
2024.09.14 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ストレージインターフェイスは帯域幅最大128GbpsのPCI Express 5.0(x4)接続に対応するBlazing M.2の他、PCI Express 4.0(x4)接続のHyper M.2×1とSATA 3.0×4を搭載。なおBlazing M.2には、積層型のフィンを備える大型アルミニウムヒートシンク「XXL M.2 ヒートシンク」を標準装備する。
脱落防止ネジを採用する「XXL M.2 ヒートシンク」。フロントファンからの風を使い効率よくM.2 SSDから発生した熱を放熱するため3枚のフィンを備える |
フォームファクタはM.2 2260/2280に対応 | ヒートシンクにはあらかじめサーマルパッドが貼り付けられていた |
チップセットの下側に配置されたHyper M.2。標準でヒートシンクは搭載されていなかった |
SATA 3.0は垂直ポート×2、水平ポート×2の計4ポートで、いずれも大型のグラフィックスカードを搭載した場合でも干渉しないよう配置されている |
拡張スロットはPCI Express 4.0(x16)×1、PCI Express 4.0(x4/x16形状)×1、PCI Express 3.0(x1)×2の計4本で、グラフィックスカード向けのPCI Express 4.0(x16)スロットには、アンカーポイントを強化し、強力なラッチを備えたメタルシールド仕様の「強化スチールスロット(PCIe 4.0バージョン)」を実装する。さらにPCI Express 3.0(x1)スロットはいずれもエッジフリーのため、帯域幅は制限されるもののPCI Express(x2)以上の拡張カードを搭載することができる。
最上段のPCI Express 4.0(x16)スロットは重量級のグラフィックスカードを安全に運用できるように「強化スチールスロット(PCIe 4.0バージョン)」を採用する |
2段目と3段目のPCI Express 3.0(x1)スロットはエッジフリー仕様。スロットの直線上に遮るものはなく、帯域幅を気にしなければPCI Express(x2)以上の拡張カードにも対応する |
最下段のPCI Express 4.0(x4/x16形状)スロット。こちらは3スロットを専有するグラフィックスカードを搭載した場合でも利用できるため、キャプチャカードなどを搭載する場合に便利だろう |
オーディオ回路はデジタルノイズの混入を抑えるため、メイン基板からは独立した設計で、オーディオチップにはエントリーからミドルレンジのマザーボードでおなじみのRealtek ALC897を採用する。またバーチャルサラウンドやノイズキャンセリング、サウンドの方向を視覚的に表示するサウンドトラッカー2.0などの機能を備えるサウンドユーティリティ「Nahimic Audio」にも対応する。
オーディオコントローラはRealtek ALC897で、コンデンサはASRockのマザーボードで採用例の多いELNA製音響グレード品を4個搭載する |
「Nahimic Audio」を使えば、一般的なスピーカーやヘッドセットでもサラウンドサウンドの臨場感のあるサウンドが楽しめる |
サウンドトラッカー2.0機能を使えば音の位置を視覚化できる。FPSやサバイバルゲームでは力を発揮してくれることだろう |