エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1457
2024.09.17 更新
文:撮影・藤田 忠
ここからは用意したパーツを「C6 ITX」に組み込みながら、その使用感をお伝えしていこう。
コンパクトなPCを自作する上で非常に重要なのが、各種パーツのサイズをしっかりと把握して選ぶ必要がある。「C6 ITX」に収まるのはCPUクーラーが全高170mm以下、グラフィックスカードは長さ255mm以下、電源ユニットは奥行き140mmまでのATX/SFX規格になる。ここではマザーボードにRyzen APUを組み合わせることができるSocket AM5のMSI「MPG B650I EDGE WIFI」、CPUは6コア/12スレッドの「Ryzen 5 9600X」。CPUクーラーには、全高154mmとなるデュアルファン空冷CPUクーラーのサイズ「MUGEN6 BLACK EDITION」、グラフィックスカードにGeForce RTX 4060 Tiを搭載した玄人志向「GG-RTX4060Ti-E8GB/EX/DF」を用意した。
AMD B650チップセットを搭載したMSI「MPG B650I EDGE WIFI」。BIOSアップデートでRyzen 9000シリーズに対応する |
全高154mmの人気空冷CPUクーラー「サイズ「MUGEN6 BLACK EDITION」を搭載 | GeForce RTX 4060 Tiを搭載する、カード長251mmの玄人志向「GG-RTX4060Ti-E8GB/EX/DF」(販売終了品) |
ここまでのパーツチョイスは、あまり難しくないが、悩みどころなのが電源ユニット選びだ。今回は価格は若干上がるが、ケーブルの取り回しといった組みやすさを第一に考えて、SFX規格の電源ユニットを組み合わせることにした。
選択したのは「A3-mATX」や「A4-H2O PCIe 4.0」といった人気のコンパクトPCケースを手がけているLian Liの「SP850 GOLD」。フルプラグイン仕様は当然のこと、小型ケース向けにATX24pinケーブルが短めになっているところも好印象だ。
850WのSFX電源ユニット「SP850 GOLD BK」は12VHPWRケーブルも付属し、主要ケーブルはスリーブタイプが採用されている |