エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1457
2024.09.17 更新
文:撮影・藤田 忠
各種パーツを組み込んでいくと、最初から躓いてしまった。「MPG B650I EDGE WIFI」のI/Oパネルがケースフレームと干渉してしまい、ネジ穴の位置がなかなか合わなかったのだ。I/Oバックパネルの固定ネジを外し、クリアランスを増やすことでマザーボードを固定することができた。「MPG B650I EDGE WIFI」との相性かと思われるが、多くのマザーボードはI/Oバックパネルが固定されているので、ほかのマザーボードでも難航する可能性は大だ。
「C6 ITX」のI/Oバックプレート部にある凸形状のフレームが厚いのが要因かも |
ネジ位置さえ合えば問題なしだ |
次に「C6 ITX」のフロントに電源ユニットを搭載したのだが、SFX規格を選んで大正解だった。まずはATXとSFX規格の電源ユニットで内部スペースが、どの程度変わるか撮影するため、奥行きが130mmと短いSUPER FLOWERのATX電源「LEADEX V PLATINUM PRO」を試したのだが、マザーボードのATX24pinコネクタに干渉し、取り付けが困難だった。スペック上ではATX規格対応となっているものの、相性問題を避ける意味でも可能な限りSFX電源ユニットを選んだ方がよさそうだ。
サイズが125×100×63.5mmとなっているSFX電源ユニットなら、スムーズに取り付けできた |
ATX規格と比べ、高さも22.5mm短くなるので、マザーボードとの間に余裕ができる。この余裕がコンパクトPC自作では大切となる |
電源ユニットを固定する際に、背面の電源コネクタのケーブル取り回しを行うのが、良いだろう |
2基のファンをヒートシンクに固定すると、奥行きが132mmになる「MUGEN6 BLACK EDITION」はリアフレームと干渉してしまうので、シングルファンで組み込むことにしたが、全体としてはスムーズにパーツを組み込め、ケーブルも取り回しできた。
残りのパーツの組み込みとケーブル取り回しはスムーズに行えた。SFX規格かつ短めのケーブルを採用した「SP850 GOLD BK」の影響はかなり大きい |
今回選んだ構成では吸気ファンとして、ボトムに120mm径、25mm厚のARCTIC「P12 Max」を取り付けた。トップとリアのファンスペースは、組み合わせるCPUクーラー次第といった感じだ。
グラフィックスカードは2スロット占有なので、ボトムには25mm厚のファンを取り付けできた |