エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1458
2024.09.21 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
ここからはパッケージから取り出した「FROZN-A410-SE」の外観を眺めていこう。ナロータイプのヒートシンクを採用するサイドフロー型クーラーであり、全高も152mmに抑えられている。(実際に組み込む前ではあるものの)一般的なミドルタワー環境であれば周囲への干渉をほぼ気にせずに済みそうな印象だ。
そしてスリムかつ整ったイメージをもたせているのが、直線で構成されたフラットなデザインだ。冷却ファンのフレームやヒートシンクを貫くヒートパイプの先端など、前作までに存在した凹凸がキレイに姿を消している。洗練されたイマドキなビジュアルは「FROZN-A410-SE」の魅力の一つだろう。
搭載する120mmファンがすっぽりとヒートシンクに収まっている。120mmサイズのファンに最適化されたサイズというわけだ |
冷却ファンを除いたヒートシンクの奥行きは、実測でわずか48mm。特にメモリスロットへの干渉を防ぐためのスリム設計で、いわゆるナロータイプのデザインが採用されている。ヒートパイプに貫かれたアルミニウム製の放熱フィンは合計53枚あり、フィン部分の高さを計測すると107mm。基本的に前モデルの「SE-224-XTS」とヒートシンクの形状に変わりはないようだ。
合計53枚の放熱フィンを積み重ねたヒートシンクを採用 |
スリムなナローデザインのヒートシンクで、奥行きは50mmを切っている |
冷却ファンからの風を最大限に活用するため、放熱フィンは左右対称の複雑な形状になっていた |
突き抜けたヒートパイプの突起などを覆い隠している化粧カバー。前世代にはなかった要素だ |