エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1458
2024.09.21 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
ここからは、「FROZN-A410-SE」をシステムに組み込んだ上で各種負荷テストを実行、気になる冷却性能を検証していく。検証環境のCPUには、20コア/28スレッドのIntel Core i7-14700Kを用意。さらにPL1(Long Duration Power Limit)とPL2(Short Duration Power Limit)をPL1=125W/PL2=253W、PL1/PL2=181W、PL1/PL2=253Wの3パターンに設定して計測を行った。
なお、ストレステストは「OCCT 13.1.4:CPU」と「Cinebench 2024:30 minutes(Test Stability)」を使用。CPU温度はCPU Packageの数値を参照し、騒音値はデジタル騒音計をPCから30cmの距離に設置して計測した。
UEFI設定はPower Delivery Profileを「Baselin Mode」に設定、さらに手動でPL1/PL2設定を行った |
CPUはCore i7-14700K、マザーボードはASRock「Z790 Taichi Carrara」を使用している |
ID-COOLING「FROZN A410 BLACK」 市場想定売価〇〇円(2024年○月○日発売予定) 製品情報(ID-COOLING) |
「FROZN-A410-SE」の検証を始める前に、近日中の国内向け発売が予定されている姉妹モデル「FROZN A410 BLACK」についても触れておきたい。ご覧の通りヒートシンクもブラックで統一された、オールブラックのカラーバリエーションモデル。同じくブラックカラーのトップカバーやファンとも親和性が高く、特に非RGBの引き締まったブラック系パーツ環境との相性は抜群だろう。
「FROZN-A410-SE」と同様にダイレクトタッチ方式のφ6mmヒートパイプを4本搭載し、TDPも同じく220Wまで対応。冷却ファンは120mm FDBファンに変更されており、主な仕様は回転数500±200~2,000±10%rpm、最大風量78.25CFM、最大静圧2.68mmH2O、騒音値29.85dBとなっている。騒音はやや大きくなっている反面、ファンの冷却性能はさらに向上しているようだ。