エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1458
2024.09.21 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
続いてはPL1/PL2をCore i7-14700KやCore i9-14900KのMaximum Turbo Powerである253Wに設定し、より高負荷な環境で動作させてみた。スリムクーラーには荷が重そうな負荷だが、実際にどのような挙動を示したのかを見ていこう。
動作クロックは最大5,500MHzに達し、Cinebench実行時は安定して5,000MHz前後で動作するなど設定を反映してクロックは上昇している。ただしCPU温度は最大動作温度の100℃にほぼ張り付き、サーマルスロットリングが発生。Package Powerも250Wを下回っており、冷却性能が限界に達しているようだ。
ちなみにファンはPL1/PL2=181W設定時ですでに最大回転で動作していたこともあり、PL1/PL2=253W設定時でも動作に変わりなし。騒音値も最大43.5dBで、耳に届くノイズに違いは感じられなかった。バラックでの検証でこの結果のため、PCケースに収めてしまえば騒音源として意識することはないだろう。