PCIe 5.0 SSD向けの大型ヒートシンク搭載
ストレージインターフェイスはPCI Express 5.0(x4)接続のM.2×2、PCI Express 4.0(x4)接続のM.2×2、SATA 3.0×2を搭載する。すべてのM.2スロットにはヒートシンクが標準装備され、CPUのPCI Express 5.0(x4)に接続されている最上段のM.2スロットには、ツールレス機構「M.2 Q-Release」に対応する大型のアルミニウムヒートシンクを搭載する。
また中段のM.2スロットには、複数サイズのM.2 SSDをツールレスで固定できる新機構「M.2 Q-Slide」が導入されている。その他のM.2スロットも押し込むだけでM.2 SSDを固定できる「New M.2 Q-Latch」を備え、どのM.2スロットを使う場合でもSSDの取り付けは簡単に行える。
|
上段のPCI Express 5.0(x4)接続M.2スロットには、「M.2 Q-Release」に対応する大型のアルミニウムヒートシンクを搭載
|
|
|
M.2 SSDを裏面からも冷やすためのメタル製バックプレートを実装
|
|
中段のM.2スロットもPCI Express 5.0(x4)接続に対応。ただし、使用するとグラフィックスカードの帯域幅がx8になる点には注意が必要。また「M.2 Q-Slide」機構により、M.2 2230~M.2 22110までサポートする
|
|
|
下段のM.2スロットはいずれもPCI Express 4.0(x4)接続。なお右側のM.2スロットはPCI Express 4.0(x4/x16形状)スロットと排他仕様
|
|
中段、および下段の3基のM.2スロットは1つのヒートシンクでまとめて冷却する仕組み
|
|
2ポートのSATA 3.0は大型のグラフィックスカードと干渉しないように横向きに実装されていた
|
大型VGAを簡単に外せる「PCIe Slot Q-Release Slim」
拡張スロットはPCI Express 5.0(x16)×1と、PCI Express 4.0(x4/x16形状)×1の2本のみという割り切った構成だが、マザーボードの機能が充実していることもあり、拡張性に不満がでることはないだろう。スロットの間隔も広く取られており、実質4スロットを専有するような巨大なグラフィックスカードを搭載した場合でも下段のスロットが干渉する心配もない。
またグラフィックスカード向けのPCI Express 5.0(x16)は周囲をメタルシールドで補強した「SafeSlot」で、グラフィックスカードのブラケット側を持って、傾けながら引き抜くとラッチが解除される新機構「PCIe Slot Q-Release Slim」を採用する。
|
周囲をメタルシールドで補強した「SafeSlot」のPCI Express 5.0(x16)スロット。グラフィックスカードを搭載すると自動的にラッチがロックされ、傾けながら引き抜くとラッチが解除される「PCIe Slot Q-Release Slim」を採用
|
|
チップセット接続のPCI Express 4.0(x4/x16形状)スロット。シングルスロットのキャプチャカードや10ギガビットLANカードなどの増設に便利だろう
|