エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1463
2024.10.07 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ストレージはSATA 3.0×4に加えて、PCI Express 5.0(x4)接続のM.2×2、PCI Express 4.0(x4)接続のM.2×2の計4基のM.2スロットが用意されている。そのすべてに裏表両面からSSDを冷やすオリジナルヒートシンクを搭載し、M.2 SSDをツールフリーで着脱できる「EZ M.2 Clip」または「EZ M.2 Clip II」を搭載。さらに最上段のM.2スロットには、マグネットコネクタでARGB LEDの信号も転送できる最新M.2ヒートシンク「EZ Magnetic M.2 Shield Frozr II」を採用する。
「EZ Magnetic M.2 Shield Frozr II」は、ヒートシンクの左端にあるボタンを押すと取り外しができ、マグネットコネクタを経由してARGB LEDの信号もやり取りできる |
下3基のM.2スロットはより簡単にSSDを取り外しできる「EZ M.2 Clip II」を実装 |
3基のM.2スロットをまとめて冷やすヒートシンク「EZ M.2 Shield Frozr II」。こちらもツールレスで取り外しができる |
グラフィックスカードと干渉しないよう、4ポートのSATA 3.0は水平に設置されている |
拡張スロットは、PCI Express 5.0(x16)×1、PCI Express 5.0(x4/x16形状)×1、PCI Express 4.0(x4/x16形状)×1の計3本を搭載する。PCI Express 5.0(x16形状)スロットにはいずれもメタルシールドを備え、グラフィックスカード向けの最上段のスロットは、前世代に比べて耐久性を21%向上した「Steel Armor II」を採用。さらにトグルボタンでラッチのロック・アンロックを切り替える事ができる「EZ PCIe Release」を備え、大型のグラフィックスカードを搭載した場合でも簡単に取り外すことができる。
PCI Express 5.0(x16形状)スロットは、信号劣化を防ぐためSMTで実装されている |
「EZ PCIe Release」はトグルボタンでラッチのロックとアンロックを切り替えることができる |
基板の下には拡張スロットのピーク電力を2.5倍に引き上げる追加の8pin PCI Express電源コネクタを搭載。AI用途など、複数枚のグラフィックスカードを使用する場合は接続しておこう |
オーディオ回路には電磁干渉を抑えるため「EZ M.2 Shield Frozr II」のロックピンと一体型のシールドを搭載 |
オーディオ回路には、ハイエンドマザーボードでの採用例が多いRealtek「ALC4080」をベースにした高音質オーディオ回路「Audio Boost 5」を搭載する。デジタルノイズを抑えるためメイン基板からは独立した設計で、電磁干渉を抑えるためのシールドを実装。また左右チャンネルについてもクロストークを防ぐためレイヤーが分離され、音響グレードの高音質コンデンサやSavitech製アンプ「SV3H712」を搭載する。
デジタルノイズを抑えるためメイン基板からは独立した設計 |
オーディオコントローラはRealtek ALC4080を搭載 | 音響グレードの高音質なコンデンサを採用 |
オーディオ回路のシールドは4本のネジで基板に固定 |