エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1464
2024.10.10 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
「X870 AORUS ELITE WIFI7 ICE」の各機能をチェックする前に、外観やその構造物を観察してみよう。
大型の放熱機構やしっかりした6層PCBなどで構成され、エントリーモデルながら1.7kgを超える重量がある |
総重量2kg超えは当たり前なハイエンドモデルには及ばないものの、エントリーモデルながら「X870 AORUS ELITE WIFI7 ICE」は実測で約1,713gに達する重量があった。バックプレートはなく、上部構造物のみで構成されたマザーボードとしては、かなりガッチリした作りだ。
それは電源周りに備える「VRM Fins-Array ヒートシンク」をはじめ、放熱機構がかなり大型のヒートシンクで構成されているためだろう。「VRM Fins-Array ヒートシンク」は単体で約467gの重さがあるほか、PCI Express 5.0対応SSD向けに用意された「M.2 Thermal Guard Lヒートシンク」や拡張スロット間を覆うM.2ヒートシンク「M.2 Thermal Guard Ext.」、さらにチップセット用にも立派な一体型デザインのヒートシンクが搭載されていた。
スロットやコネクタ、リテンションまで白い。電源周りをはじめ、全身にホワイトに溶け込むシルバーのヒートシンクが装着されている |
電源回路の放熱用に実装されている大型の「VRM Fins-Array ヒートシンク」。2つのブロックが8mm径ヒートパイプで連結されており、重量は約467gあった |
ちょうど「VRM Fins-Array ヒートシンク」に覆われるように隠されていた、USB4コントローラ用のヒートシンク。重さは約36gだ |
隣接するM.2ヒートシンクと一体のデザインを採用するチップセット用ヒートシンク。しっかり厚みがあり、重さは約125.5gだった |
PCI Express 5.0対応M.2スロットに装着されていた「M.2 Thermal Guard Lヒートシンク」は、重さが約84.2g | チップ用ヒートシンクに隣接して装着されている「M.2 Thermal Guard Ext.」は約113.4gだった |
「X870 AORUS ELITE WIFI7 ICE」を裏返してみる。エントリーモデルのため、上位モデルのような背面を覆うバックプレートは非搭載だ |