エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1464
2024.10.10 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
続いてバックパネルのインターフェイス類を見ていこう。AMD 800シリーズに変わったことで、最も大きな違いは最大40GbpsのUSB4を正式サポートしたことが挙げられる。USB4×2のほか、USB 3.2 Gen2 Type-A×2やUSB 3.2 Gen1 Type-A×4など、USBは合計12ポートを搭載。周辺機器用のポートに不自由することはなさそうだ。
また、ネットワークはRealtek RTL8125Dによる2.5ギガビット有線LANと、MediaTek MT7925によるWi-Fi 7+Bluetooth 5.4に対応。Wi-Fi 7アンテナはツールレスでワンタッチ脱着できる「WIFI EZ-Plug」が採用されている。
左端に搭載されているのは、CPUレスでBIOS更新ができる「Q-Flash Plus」用のボタンだ |
そのほか、他社製のライバル製品では見られない通気孔を備える点もトピック。GIGABYTEによれば、PCケースに組み込んだ状態で最大7℃の温度低下が見込めるという。
Wi-Fi用に大型のブレードアンテナが付属。ネジを使わずにガチャッと装着、手軽に取り外しできる「WIFI EZ-Plug」を採用する |
実際にPCを組み上げる際は、冷却ファンや水冷ポンプ、LEDケーブルなどを接続する必要がある。ここではファンコネクタやRGBピンヘッダがどのように配置されているか、そのレイアウトを把握しておこう。
CPUファンコネクタ:青/システムファン・水冷ポンプコネクタ:水色/システムファンコネクタ:緑 |
CPUソケットの上部に搭載されているのが、CPUクーラーの冷却ファンを接続するための「CPU_FAN」と「CPU_OPT」だ。「CPU_OPT」はデュアルファン構成の2基目に加えて、ポンプ対応のため水冷ポンプのコネクタも接続できる。
その他はボード最下段に左右に別れて並んでおり、右側はファン・水冷ポンプ対応コネクタ×2とファンコネクタ×1で、左側がファンコネクタ×3という構成だ。
向かって右側にCPUファン用の「CPU_FAN」、左側にポンプ対応の「CPU_OPT」が搭載されている |
ボード最下段にあるシステムファン用のファンコネクタ×3 | ボード右下の方にある3基は、右側の2基がポンプ対応になっている |
ARGB LEDピンヘッダ:赤/RGBピンヘッダ:オレンジ |
LEDピンヘッダは、先ほどのCPUファンコネクタにも近い、EZ-Debugゾーンに5V/3pin仕様のARGB LEDヘッダ×1、12V/4pinピン仕様のRGB LEDヘッダ×1を搭載。さらにボード最下段にARGB LEDヘッダ×2を備えている。
ARGB LEDピンヘッダが合計で3基、12V仕様のRGB LEDピンヘッダはボード右上に1基のみ実装されている |
POSTコードを表示するLEDと、CPU/メモリ/VGA/OS動作に異常があった際に点灯するステータスLED | バラック状態でも電源操作が可能な電源ボタン(POWER)とリセットボタン(RESET) |
PCケース内にディスプレイを設置する際に使用するためのHDMIポート(1,920×1,080/30Hz)。すぐ隣にはUSB 3.2 Gen2x2対応のフロント用Type-Cヘッダが実装されている |
ボード左下に実装されているフロントパネル用ヘッダ。すぐ近くにはリセットジャンパやCMOSジャンパ、温度センサー用ヘッダも実装されていた |
騒音検出ケーブルを接続可能な「DB_SENSE」ヘッダ | TPMモジュール用ヘッダ |
USB4ホストコントローラASMedia「ASM4242」と、すぐ隣に実装されているUSBハブコントローラ「Realtek「RTS5411S」 |
発熱の大きいUSB4コントローラにはヒートシンクが装着されている |
Realtekの2.5ギガビットLANコントローラ「RTL8125D」 |
最大6Gbps対応のHDMIリピーターおよびリドライバParade「PS8209A」 | SuperI/OコントローラITE「IT8696E」 |