エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1475
2024.11.17 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
オーディオ回路はデジタルノイズの混入を防ぐためメイン基板からは独立した設計で、オーディオチップにはRealtekのハイエンドコントローラ「ALC4082」と、S/N比130dBのDACチップESS「SABRE9219」を搭載する。さらにコンデンサにはWIMAブランドのオーディオ用コンデンサを採用し、ノイズの少ない高品位なサウンドでゲームや映画を楽しめる。またASRockおなじみのオーディオユーティリティ「Nahimic Audio」にも対応する。
最上位クラスのマザーボードで採用されることが多いRealtek「ALC4082」を搭載 |
ESS製DAC「SABRE9219」は最大600Ωのヘッドフォンに対応する | 4基のコンデンサはいずれもWIMA製オーディオグレード品を採用 |
デジタルノイズの混入を抑えるため、メイン基板から独立した設計であることがわかる |
「Nahimic Audio」は、ゲームだけでなく動画を見る際にも有効なため必ずインストールしておきたい |
取り付けの手間を省くためリアインターフェイスには「フレキシブルIOシールド」を標準装備 |
USBポートはThunderbolt 4に対応するUSB Type-C×2の他、USB 3.2 Gen 2 Type-A×4、USB 3.2 Gen 1 Type-A×4、USB 2.0×2の計12ポートを備え、フロントパネル用の端子を使わなくても一般的な運用で不足することはないだろう。またType-Aポートの内2つは低ジッター・低レイテンシなゲーミング向け「Lightningゲーミングポート」で、高速なゲーミングマウスやキーボードに最適。またオーディオデバイスやキャプチャユニットに向く、12V電源を5Vに変換する専用ICを使用した「Ultra USB Power」も用意されている。
製品にはWi-Fi 7とBluetooth用のWi-Fiアンテナも付属。ただし、こちらは最近流行りのワンタッチ式ではなく、ハンドスクリュー固定式だった。今後のモデルでは改善に期待したい |
320MHzの帯域幅に対応するIntel BE200NGWは、専用カバーに保護された状態でM.2 2230スロットに実装されている |
そしてネットワーク機能は、Realtek RTL8126による5ギガビットLAN、Dragon RTL8125BGによる2.5ギガビットLANのデュアル有線LANに加えて、最高5.8GbpsのWi-Fi 7無線LAN機能も標準装備する豪華な構成だ。ちなみに10ギガビットLANのサーバーを用意してアクセスしてみたところ、5ギガビットLANでは最大約590MB/s、Wi-Fi 7でも最大約400MB/sを超える転送速度を記録し、有線、無線とも高速なデータアクセスが可能だった。
5ギガビットLAN接続時の「CrystalDiskMark 8.0.5」の結果 |
2.5ギガビットLAN接続時の「CrystalDiskMark 8.0.5」の結果 |
Wi-Fi 7接続時の「CrystalDiskMark 8.0.5」の結果 |