エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1475
2024.11.17 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
続いて、PCを組み立てる際の配線に大きく影響するファンヘッダやRGB LEDピンヘッダの数と配置を確認していこう。
赤枠:CPU_FAN/W_PUMP/AIO_PUMP 青枠:CHA_FAN |
基板の右上にはCPUクーラー用のCPU_FAN1/CPU_FAN2/AIO_PUMPの3つのファンコネクタを搭載 |
基板の右下にはケースファン用のCHA_FAN1~CHA_FAN3とウォーターポンプ用のW_PUMPを搭載 | Blazing M.2スロットの左に実装されているCHA_FAN4はリアファンの接続にちょうどいいだろう |
「FAN-Tastic Tuning」を使えば、マザーボード上の温度センサーを使い細かくファンの回転数を制御できる |
4pin PWMコネクタはCPUクーラー向けの「CPU_FAN1」「CPU_FAN2」「AIO_PUMP」、カスタム水冷ポンプ用の「W_PUMP」、ケースファン向けの「CHA_FAN1」~「CHA_FAN4」の計8基搭載する。右上、右下、中央左とバランスよく配置されているため、ファンの配線が最も短くなるコネクタを選択すればいいだろう。またファンの回転数は、VRMヒートシンクファンも含め、「FAN-Tastic Tuning」で細かく制御できる。
オレンジ枠:ADDR_LED ムラサキ枠:RGB_LED |
右上にはアドレサブルRGB LEDに対応する「ADDR_LED2」と「ADDR_LED3」を実装 | 左下にはアドレサブルRGB LEDに対応する「ADDR_LED1」とRGB LEDに対応する「RGB_LED」を実装 |
「ASRock Polychrome Sync」では個別の制御だけでなく、対応デバイスも含めた一括制御も可能 |
LEDピンヘッダはアドレサブルRGBに対応する5V/3pinピンヘッダ「ADDR_LED」が3基、12V/4pinピンヘッダ「RGB_LED」が1基の計4基搭載する標準的な構成だ。なお「ASRock Polychrome Sync」では、基板上のLEDやピンヘッダはもちろん、対応メモリやグラフィックスカードなどのイルミネーションもまとめて制御することができる。
続いて、ここまで紹介できなかった基板上の各種コネクタやチップをまとめてチェックしていこう。
メインのATX 24pin電源コネクタ | USB Type-CリドライバGenesys「GL9904」 |
Nuvoton製I/Oコントローラ「NCT6686D」「NCT6796D-E」 |
USB 3.2ホストコントローラASMedia「ASM3042」 | BIOSフラッシュバック用のコントローラ |
2.5ギガビットLANコントローラDragon RTL8125BG | USB PDコントローラRealtek「RTS5453P」 |
Thunderbolt 4ポートにはIntel製リドライバを搭載 |
基板はサーバーグレードの低損失な8層PCBで、基板の保護と放熱をサポートする役割もあるバックプレートを実装する |
画像セッションのラストは搭載されている各種ヒートシンクとマザーボードの総重量を確認していこう。
電源回路のヒートシンクは約500gの重量級で、冷却ファンも実装されているためその冷却性能には期待ができる。またヒートシンクはBlazing M.2の「Multi-Layer M.2 Heatsink」が約72g、5基のM.2スロットをまとめて冷却する一体型のヒートシンクが約186g、チップセットヒートシンクは約38gで、総重量は2kgに迫る約1,888gだった。