エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1476
2024.11.19 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
ここからは「MPG Z890 CARBON WIFI」に各種パーツを接続し、実際にマシンを組み上げての実動インプレッションを進めていく。検証にあたっては、CPUはIntel Core Ultra 200Sシリーズのフラッグシップモデル「Core Ultra 9 285K」、CPUクーラーには360mmラジエーター搭載のオールインワン型水冷ユニットMSI「MEG CORELIQUID S360」、メモリは最大8,000MT/sに対応するCORSAIRの48GBキット「DOMINATOR TITANIUM RGB DDR5」を組み合わせている。
CPUはシリーズ最上位の「Core Ultra 9 285K」を搭載。メモリクロックは8,200MHz動作のXMP設定を適用している |
8つのPコアと16のEコアで構成、合計24コアが認識されている |
マルチコア動作時はPコアが5.4GHz前後、Eコアは4.6GHz程度で動作していた | 標準でのパワーリミット設定は、Intel推奨値のPL1/PL2 250Wに設定されていた |
複数のアプリケーションに横断的にアクセスできる、独自ユーティリティの「MSI Center」に対応している |
システムのリアルタイムモニタリングやシンプルな動作モード選択が可能 |
ARGBライティング機能「Mystic Light」も統合されている | AIを活用してイルミネーションやファンコントロールなどが行える「MSI AI Engine」も有効化できる |
対応デバイスであるAIO水冷の「MEG CORELIQUID S360」もしっかり認識。2.4型ディスプレイの表示やファンコントロールなどが設定できる |
「MPG Z890 CARBON WIFI」は、制御プログラムとして刷新された最新UEFIの「CLICK BIOS X」を搭載している。UIがガラリと変わったほか、デザインもモデルごとに異なる仕様。なお、シンプルな1画面モードの「EZ Mode」と詳細設定の「Advanced Mode」を切り替えられるのは従来と同様だ。
お馴染みだった従来の「CLICK BIOS 5」から「CLICK BIOS X」へと刷新。UIやデザインが大きく変更されている |
「Advanced Mode」で最もお世話になると思われる、OC関連の項目が集められた「Overclocking」タブ。PL値の変更やメモリ設定、電圧のチューニングなど設定項目は多い |
「Hardware Monitor」ではシステム情報の確認と詳細なファン制御が可能。お気に入りの設定はプロファイルとして保存しておける |
主要な設定がひとまとめになった簡易モードの「EZ Mode」。CPUやNPU、メモリのワンクリックOCも可能だ |
「EZ Mode」からでも「Hardware Monitor」やPL値の簡単設定にアクセスできる |