エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1477
2024.11.23 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ストレージインターフェイスはSATA 3.0×4の他に、PCI Express 5.0(x4)対応×1、PCI Express 5.0/4.0(x4)両対応(BIOSで切り替え)×1、PCI Express 4.0(x4)対応×3の計5基のM.2スロットを搭載する。いずれも裏表両面からSSDを冷やすオリジナルヒートシンクを搭載し、最上段のM.2スロットには、マグネットコネクタでARGB LEDの信号も転送できる最新M.2ヒートシンク「EZ Magnetic M.2 Shield Frozr II」を採用する。またM.2 SSDをツールフリーで着脱できる「EZ M.2 Clip II」「EZ M.2 Clip」機構も備える。
最上段のM.2スロットはCPUのPCI Express 5.0(x4)に接続。またARGB LEDの信号も転送できる磁気固定式の「EZ Magnetic M.2 Shield Frozr II」を採用する。なおSSDやヒートシンクの取り付け方法はこちらのレビューを参照のこと |
最下段左の「M2_4」は、「CLICK BIOS X」でPCI Express4.0(x4)接続(デフォルト設定)とPCI Express 5.0(x4)接続の切り替えが可能。ただし、後者の場合PCI Express 5.0(x16)スロットがx8接続になる |
「M2_2」から「M2_5」のヒートシンクは一体成型。なおこちらもツールフリーで着脱ができる |
SATA 3.0は計4ポートで、RAID 0/1/5/10をサポートする |
拡張スロットは、PCI Express 5.0(x16)×1、PCI Express 5.0(x8/x16形状)×1、PCI Express 4.0(x4/x16形状)×1の計3本を搭載する。すべてのスロットにメタルシールドを備え、PCI Express 5.0スロットには干渉や電気ノイズを抑える「SMT」技術と、前世代に比べて重量耐久性を21%向上した「Steel Armor II」を採用する。さらにグラフィックスカード向けの最上段のスロットには、トグルボタンでラッチのロック・アンロックを切り替える事ができる「EZ PCIe Release」を備える。
トグルボタンでラッチのロック・アンロックを切り替える事ができる「EZ PCIe Release」を搭載。なおグラフィックスカードの取り外し方法についてはこちらのレビューを参照のこと |
3本全てのPCI Express(x16)形状スロットにメタルシールドを実装 |
オーディオ回路は、Realtek「ALC4082」とESS製DAC「ES9219Q」を搭載した高音質オーディオ回路「Audio Boost 5 HD」で、コンデンサにも優れた音響特性を備えたオーディオグレード品を採用する。さらにデジタルノイズを抑えるためメイン基板からは独立した設計で、電磁干渉を抑えるためのシールドを実装。また左右チャンネルについてもクロストークを防ぐためレイヤーが分離されている。
オーディオコントローラはRealtek「ALC4082」を搭載 |
ESS製DAC「ES9219Q」も実装 | オーディオ回路のシールドはコンデンサと干渉しないように設計されている |
裏面から確認するとオーディオ回路は、メイン基板からは独立した設計であることがわかる |