エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1481
2024.12.02 更新
文:藤田 忠/撮影:pepe
続いてインターフェイス類を確認していこう。使い勝手に影響するUSBポート類は筐体の両側面に備わっており、正面向かって右側面にはUSB Type-Aポート、ケンジントンロックホール、microSDカードスロット(microSDXC対応)を搭載。左側面はHDMI端子、2基のThunderbolt 4 Type-Cポート、電源とバッテリのインジケーターLED、オーディオコンボジャックが搭載されている。
右側面。インターフェイスはUSB Type-AポートとmicroSDカードスロット(microSDXC対応)、さらにケンジントンロックを装備 |
左側面。HDMI端子、USB PDに対応する2基のThunderbolt 4 Type-Cポート、オーディオコンボジャックが備わっている |
USB4.0/Thunderbolt 4対応の外付けストレージを接続すれば、3,800MB/sクラスのパフォーマンスを発揮する |
そのほかディスプレイパネルの上部には、スライド式プライバシーシャッターを備えた顔認証対応の500万画素Webカメラを搭載している。MSI統合管理ユーティリティ「MSI Center S」に含まれているサウンドノイズを除去する「AI Noise Cancellation Pro」と、ノイズを除去した鮮明な映像を提供する「3D Noise Reduction+(3DNR+)」により、例えば高品質な音声と映像でビデオ会議ができる。
MSIノートPCでは初となる500万画素Webカメラを実装。スライド式のプライバシーシャッターも装備されていた |
Webカメラに内蔵されたマイクとキーボード面に内蔵されたマイクで、没入感のある音声と、ノイズを低減したクリアなサウンドを提供する「空間アレイマイク」もトピックのひとつだ | Copilot+PCの「スタジオ効果」で、簡単にWebカメラの映像の背景をぼかしたりできる |
ディスプレイは2,880×1,800ドットと広い13.3型OLED(有機EL)を搭載する。リフレッシュレートは60Hzのグレアパネル。DisplayHDR True Black 500を取得し、DCI-3P相当となっている。
広い作業域でスムーズに作業できるほか、OLEDならではの鮮やかな画像、映像を堪能できる |
キーボードはホワイトカラーバックライトを内蔵したテンキーレス日本語配列キーボードを採用する。矢印キーなど、一部キーは小型になるが標準的な配置で、キーピッチも十分確保されている。短い時間だが、テスト作業中に不満を感じることはなく、押し間違いもなかった。
テンキーレス日本語配列キーボードとしては、標準的な配置でスムーズに打てる。タッチパッドは、パームレストのほぼ中央に位置している | キーボード右上の「delete」キーの横には、指紋リーダー機能を内蔵した電源ボタンが搭載されている |
ここからは「Prestige 13 AI+ Evo A2VM」の底面カバーを外して内部構造を確認していこう(MSIの了承を得て分解しています)。まず目に入るのは内部の2分の1を占めている75Whrバッテリだ。その上にはNVMe M.2 SSDや、Core Ultra 200Vなどが実装されている。CPUと冷却機構は1本のヒートパイプで繋がっており、底面吸気スリットから新鮮な外気を取り込み、背面から排気する構造になっている。
内部構造。2分の1を75Whr/4セルリチウムイオンバッテリが占め、そのほかのスペースにCPUなどを実装している |
バッテリ駆動時間はJEITA 3.0動画再生時で最大14時間、JEITA 3.0アイドル時の測定では最大23時間となっている。Core Ultra 200Vの省電力化で容量75Whrとしては、長時間のバッテリ駆動を実現している。
CPUのベースプレートには、薄型ヒートパイプが実装されている。左側にあるヒートシンクフィンに熱を移動し、冷却ファンで外気を取り込み、外に排気する仕組みになっている |
Wi-Fiモジュール。評価機にはWi-Fi7に対応するIntel Killer BE1750を搭載していた | Type2280規格のM.2 SSDが実装されている |
前面側の両側面には小型のスピーカーを搭載している |