エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1482
2024.12.05 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕/池西樹(テストセッション)
早速外装パッケージから製品を取り出し、SHURIKEN3の外観をチェックしてみよう。最近では大型CPUクーラーを扱う事が多く、小型CPUクーラーがとても小さく感じる。
底面を下にして見ると、スリム型ヒートシンクの寸法に合わせる格好で92mmファンをネジ留め。これだけでは別段特徴のない、よくあるロープロファイル型CPUクーラーでしかない。冒頭でも触れたとおり、3代目は前作を上回るのが常だから、このスタイルでどこにその秘密が隠されているのだろう。側面から何か分かるだろうか。
放熱フィンと平行になる両端には、中央にサイズのロゴをあしらったプレートを装着。もう一方の風が抜ける方向は、当然開放状態になっている。ちなみにユニークなのは92mmファンのフレームで、4方向の側面は一部がカットされている事が分かる。
SHURIKEN3ならではの構造がいまひとつ分からないため、92mmファンを外した状態でヒートシンク単体を観察してみよう。真上から見ると、アールの付いたヒートパイプがヒートシンク全体にレイアウトされている様子が分かる。
さらに裏返しにすると、ようやく受熱ベースプレートがあらわになった。ヒートパイプと同色に見えるのは、酸化を防止するニッケルメッキ処理が施されているためだ。次にヒートパイプおよび受熱ベースプレートについて、細かく見ていこう。
正方形に見えるが、実際には側面にプレートが付いた左右幅は94.4mm、上下幅は92mmとされる |