エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1482
2024.12.05 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕/池西樹(テストセッション)
SHURIKEN3の概要を掴んだところで、付属品をチェックしておこう。組み込みに必要なパーツ類は、幅約115mm、奥行き約120mm、厚さ約30mmの茶箱に収納されている。そしておよそ同じ性格のパーツを収納袋に収めることで、必要なものが探しやすい。またロープロファイル型の小型CPUクーラーだけに、リテンション類はいたってシンプル。興味深いところでは「厚み25mmファン付け替えネジ」が付属しており、92mmの25mm厚ファンへの換装もできるように考慮されている。
図説入りマニュアル | 茶箱のアクセサリーボックス |
ちなみに詳細図説入りのマニュアルが付属しているが、製品サイトでのPDFデータは公開されていない。購入検討者に向けて有意義なデータになることから、ここは開示をリクエストしたい。
スペーサー | AMD用マウンティングプレート |
マウンティングプレート(Intel LGA 1700) | マウンティングプレート(Intel) |
ネジ | ネジ(小) |
グリス | 厚み25mmファン付け替えネジ |
テストセッションを目前に、搭載手順を簡単にご紹介しよう。今回はAMD Socket AM5への手順となるが、Intel LGA1851/1700/1200への搭載もそれほど難しいものではない。そこは簡略化された付属品で想像できるが、別途バックプレートを使わない4点ネジ留め式が基本で、受熱ベースプレートとCPUの密着を確実なものとしている。
ヒートシンクに「マウンティングプレート(Intel LGA 1700)」を「ネジ(小)」で固定。ネジ穴には皿もみ加工されており、LGA1700の刻印からも表裏は判別がしやすい |
マザーボード備え付けの台座を外し、この段階でグリスを塗っておく | 「ネジ」4本に「スペーサー」を装着 |
CPUクーラーマウントホールにネジ+スペーサーを通し、SHURIKEN3に固定したマウンティングプレート(Intel LGA 1700)をネジ留めしていく |
簡易的ではあるものの、これ以上説明する事も無くマザーボードへの搭載作業が完了した。手順さえ頭に入っていれば、作業自体は10分足らずで終えることができる。冷却ファンの電源ケーブル接続もお忘れなく。
念のため、SHURIKEN3搭載後のメモリスロットクリアランスを確認しておこう。全高39mmはさておき、幅92mm、奥行き94.4mmのCPUクーラー本体は、LGA1700のソケットにスッポリ収まる状態で固定ができている。当然隣接するメモリスロットに干渉する事はなく、ハイエンド志向の背が高いメモリも問題ない。
テストにはアルミニウム製大型ヒートスプレッダを搭載するCORSAIR「DOMINATOR TITANIUM」シリーズを用意(※メモリスロットはCPUに近いソケットを使用) |