エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1482
2024.12.05 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕/池西樹(テストセッション)
Ryzen 9 9900Xの「ECO Mode」では、まだ冷却性能に余力が残されていたことから標準設定でもテストを行ってみることにした。なお「Ryzen Master」を確認したところ、PPTは162W、TDCは120A、EDCは180Aに上昇していた。
標準設定にするとPPTは162W、TDCは120A、EDCは180Aへと上昇した |
「ECO Mode」時の「Cinebench 2024」スコア |
標準設定時の「Cinebench 2024」スコア |
テスト中のCPU温度は許容最高温度の95℃でほぼ張り付いた状態になる。またPackage Powerはテスト開始直後は160W前後まで上昇するが、その後はRyzen 9 9900Xの定格である120W前後で推移しており、このあたりが「SHURIKEN 3」の冷却性能の限界になるようだ。とは言え、動作クロックは「ECO Mode」の設定から400~500MHz上昇し、「Cinebench 2024」のマルチコアテストのスコアも1,380pts→1,534ptsへと約11%アップしている。ちなみにファンの回転数やノイズレベルについては「ECO Mode」とほぼ同じ結果になった。