エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1483
2024.12.06 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
続いて、PCを組み立てる際の配線に大きく影響するファンヘッダやRGB LEDピンヘッダの数と配置を確認していこう。
赤枠:CPU_FAN 青枠:AIO_PUMP 緑枠:CHA_FAN |
CPUクーラー用の「CPU_FAN1」「CPU_FAN2」とオールインワン型水冷ユニットのポンプユニット向け「AIO_PUMP」はCPUソケットの右上にまとめて配置 |
Blazing M.2の左に実装された「CHA_FAN3」 | 「CHA_FAN1」「CHA_FAN2」は基板下の中央に配置されている |
高性能なファンコントローラ「FAN-Tastic Tuning」を使えば、すべての4pin PWMコネクタの回転数を細かく制御できる |
4pin PWMコネクタはCPUクーラー向けの「CPU_FAN1」「CPU_FAN2」とオールインワン型水冷ユニットのポンプ向けの「AIO_PUMP」がCPUソケットの右上に、ケースファン向けの「CHA_FAN」は基板下の中央に「CHA_FAN1」「CHA_FAN2」、Blazing M.2の左に「CHA_FAN3」の計6基が用意されている。いずれも高性能なファンコントローラ「FAN-Tastic Tuning」を使えば、回転数を細かく制御できる他、自動的に最適な回転数に調整することもできる。
水色枠:ADDR_LED 紫枠:RGB_LED |
「ADDR_LED2」「ADDR_LED3」の2基のARGB LEDピンヘッダは基板右上に実装 | 「ADDR_LED1」と「RGB_LED」は基板の下中央にまとめて配置されている |
ASRock「Polychrome Sync」では、LEDピンヘッダのほかにも、基板上のLEDや対応メモリ、グラフィックスカードなどの周辺機器もまとめて制御できる |
LEDピンヘッダはアドレサブルRGBに対応する5V/3pinピンヘッダ「ADDR_LED」が3基、12V/4pinピンヘッダ「RGB_LED」が1基の計4基を備えるイマドキのマザーボードとしては標準的な構成。専用ユーティリティASRock「Polychrome Sync」を使えば、細かく制御できる他、基板上のLEDのON/OFFは「インタラクティブUEFI」からも設定できる。
続いて、ここまで紹介できなかった基板上の各種コネクタやチップをまとめてチェックしていこう。
メイン電源コネクタのATX 24pin | フロントUSB Type-CとUSB 3.0コネクタ。なおUSB Type-Cは20GbpsのUSB 3.2 Gen 2×2に対応する |
フロントUSB 3.0コネクタは水平・垂直の2基実装 | フロントUSB 2.0コネクタも2基用意されている |
ジャンパを接続するとインタラクティブUEFIの設定を初期化できるCMOSクリア用ピンヘッダ | BIOS ROMチップには初期バージョンのシールを貼り付け |
I/OコントローラNuvoton「NCT6686D」 | USB 3.2 Gen 1対応ハブコントローラASMedia「ASM1074」とSATA 3.0コントローラASMedia「ASM1061」 |
基板には安定した信号伝達ができる高品質な8層PCBを採用。裏面はグレーとホワイトのツートンカラーに色分けされていた |
画像セッションのラストは搭載されている各種ヒートシンクとマザーボードの総重量を確認していこう。
マザーボードの総重量は約1,361gで、ミドルレンジクラスのマザーボードらしい数値。ヒートシンクの重量は電源回路が約91.3g+約260gの合計約350gで、ハイエンドモデルのようなヒートパイプこそ無いもののかなりの重量級。またBlazing M.2スロットのヒートシンクも65.1gで、2スロットをまとめて冷却する一体型ヒートシンクより重量があり、発熱の多いPCI Express 5.0(x4)SSDをしっかりと冷やそうという意図が見て取れる。その他、チップセットヒートシンクは約89.3g、USB4コントローラのヒートシンクが約22.9gだった。