エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1488
2024.12.23 更新
文:編集部 Tawashi/撮影:pepe
ここからは外観のチェックを進めていこう。最近では売れ筋となりつつある27型の本体は、24型を使用している筆者にとっても「多少大きくなったかな」という程度で違和感のないサイズ。湾曲パネルの効果もあって電源投入前の黒い画面からでも没入感を得ることができる。なお、上と左右のベゼル幅は実測値で約2.0mm、下部のベゼルは約16mmと薄くしたフレームレスデザインを採用している。
フレーム幅は、上部と左右が約2.0mmで非表示エリアは約5.0mm | フレーム下部は幅約16mmで非表示エリアが約2.0mmだった |
梨地&ヘアライン仕上げが施された背面側。右側におなじみのドラゴンロゴを配置。上部に排気口、左下にはOSDメニューを操作するNaviキーを備えている |
上下左右と押し込みが可能なジョイスティックコントローラ「Naviキー」。背面側だが手を延ばせば簡単に届き操作感は悪くない | スタンド部分には電源ケーブルやディスプレイケーブルをまとめて通すことができるケーブルホルダーが用意されている |
ゲーマーにとっては特に重要なHDMIポートの数など、本体背面のインターフェイスをチェックしていく。映像関連のインターフェイスは、HDMI 2.0b×2、DisplayPort 1.4a×1の3系統が用意されている。
リフレッシュレートのサポートはDisplayPort 1.4aで280Hz、HDMI 2.0bでは240Hz。多くの人は、PCはDisplayPortに、コンシューマゲーム機などその他の機器はHDMI接続する使い方になるだろう。複数のコンシューマゲーム機を持っている人でも、PS5とSwitchでHDMIケーブルを抜き差しする手間が不要な点はありがたい。
3系統の映像関連のインターフェイスに加えて、ヘッドホン用の3.5mmジャックが用意されている |
フットプリント(設置面積)と稼働領域も確認しておこう。「MAG 276CXF」の外形寸法は幅611mm、奥行き250mm、高さ452mmとされる。奥行き250mmと27型液晶ディスプレイとしては一般的なサイズのため、デスクの奥まで下げて設置することが可能。マウスやキーボードの配置に困ることもないだろう。また、本機はスピーカーを内蔵していないが、左右にスピーカーを設置するスペースも十分に確保できる。
スタンドの調整機能は、可動範囲が-5°~20°の上下角度調節(チルト)のみに対応する。左右角度調節(スイベル)や高さ調節には対応していないが、VESA100準拠のモニターアームの取り付けができるため、さらに位置調整が必要な場合には活用したい。
可動範囲が-5°~20°の上下角度調節(チルト)機構 |