エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1490
2024.12.27 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
ここからは、主にグラフィックス面におけるパフォーマンスをチェックしていく。まずは定番3Dベンチマークテストの「3DMark」を実行し、GeForce RTX 4070 Ti SUPER搭載マシンの実力を検証しよう。トップバッターはレイトレーシングや可変レートシェーディング、メッシュシェーダーなどの最新機能を活用したDirectX 12 Ultimate対応テストの「Speed Way」だ。
テスト中におけるフレームレートは、ベンチマークスコアが示す通り61.67fps。WQHD解像度のテストながらヘビーな負荷のかかるテストだが、快適なシングルプレイの水準である60fpsをクリアしている点はお見事。実際のゲームにおいても、重量級タイトルを相手に十分快適なプレイが期待できそうだ。
続いては同じ「3DMark」より、主要なゲームタイトルにおいて多く採用されているDirectX 12に対応する「Time Spy」を実行。テストプリセットは「Time Spy」と「Time Spy Extreme」の両方を使用して計測を行った。
WQHD解像度の無印テストは総合スコアが22,000を超え、Graphics test時のフレームレートも最大約155fpsをマークしていた。WQHD環境であれば、重量級タイトルでもゲーミング液晶の高いリフレッシュレートを活かし、滑らかなゲームプレイが狙える。
また、4Kテストの「Time Spy Extreme」においてもスコアで約12,000、フレームレートが最大約73.88fpsに達するなど健闘。タイトル次第では、4K解像度でもシングルプレイの快適水準を満たせる性能を備えている。
次は現行のゲーミングシーンでいまだ対応タイトルの多い、Direct X11環境のパフォーマンスを「Fire Strike」を動作させて検証する。テストプリセットは「Fire Strike」と「Fire Strike Extreme」、「Fire Strike Ultra」の3種類すべてを実行した。
総合スコアが43,000を上回るフルHDの無印テストでは、フレームレートも最大約240fpsと圧倒的。「Fire Strike Extreme」でもフレームレートは最大150fps以上をマーク、WQHD解像度における快適なゲームプレイは疑いない。
また、4Kテストの「Fire Strike Ultra」でも15,000に迫る総合スコアとフレームレート約80fpsをマークしていることから、タイトル次第では4K解像度の快適プレイも狙えそうだ。