エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1493
2025.01.06 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
画像によるチェックが一段落したところで、ここからはGIGABYTE「B850 AORUS ELITE WIFI7 ICE」をベースにPCを構築して、実際の動作を確認していこう。CPUはRyzen 9000シリーズのミドルレンジモデルRyzen 5 9600Xで、テストセッションの後半では、TDPを105Wに引き上げる「TDP to 105W」によるチューニングを試してみることにした。
Ryzen 5 9600XはSimultaneous Multithreading(SMT)機能に対応するため、OSからは12基の論理プロセッサを認識する |
電力効率に優れる「Zen 5」アーキテクチャを採用しているため、Ryzen 5 9600Xの標準TDPは65Wと控えめ |
OSのインストールが完了して、ネットワークに接続すると「GIGABYTE Control Center」のインストールを促すポップアップが表示される |
「GIGABYTE Control Center」を使えば、必要な最新ドライバやユーティリティを一括でインストールできる |
「B850 AORUS ELITE WIFI7 ICE」の制御プログラムには、AMD 800シリーズに合わせてUIが刷新された「UC BIOS」を採用する。マウスを使って直感的な操作ができる「EASY MODE」と、BIOS風の詳細な設定ができる「ADVANCED MODE」の2種類のモードを備え、用途に合わせてシームレスに切り替えて使用できる。ここでは、主要な機能を中心に簡単に紹介していこう。
「EASY MODE」では、トグルスイッチやボタン、ドロップダウンリストなどを使うことで、マウスによる直感的な操作が可能 |
高性能なファンコントローラ「Smart Fan 6」。こちらもマウスで直感的にグラフを調整してファンの回転数を変更できる |
メモリのSPDの確認や設定も可能 |
UEFI BIOSをアップデートする「Q-Flash」機能も搭載する |
「ADVANCED MODE」に移行するとまずは「Tweaker」タブが表示される |
「Tweaker」タブでは、CPUやメモリの細かいチューニングが可能 |
「Favorites」タブには、よく使う項目をまとめておくことができる |
「Settings」タブでは、「AMD CBS」「AMD Overclock」などAMD純正機能の設定も可能 | 「System Info.」タブでは、BIOSのバージョンやシステム日時などを確認できる |
起動時の各種設定をする「Boot」タブ | 「Save & Exit」タブでは設定の保存・初期化のほか、プロファイルの保存・読込が可能 |