エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1493
2025.01.06 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
今回はグラフィックスカードに3スロットを占有するGeForce RTX 4080 Founders Editionを使用しているが、M.2ヒートシンクのほぼ半分が隠れている状態だった |
PCI Express 5.0(x4)接続のNVMe M.2 SSD、Crucial「T700」シリーズの2TBモデル「CT2000T700SSD3JP」を使い、3スロットのM.2スロットをまとめて冷やす大型のヒートシンクの冷却性能を確認してみることにした。なお実際の運用を想定して、今回はグラフィックスカードを搭載した状態で、ストレステストには「CrystalDiskMark 8.0.6」をデータサイズ64GiB、テスト回数5回に設定し、3回連続で実行している。
テスト1回目の「CrystalDiskMark 8.0.6」スコア | テスト3回目の「CrystalDiskMark 8.0.6」スコア |
SSDの温度は瞬間的に80℃まで上昇するものの、サーマルスロットリングによる速度低下は発生していない。さらにテスト完了後の温度低下も速く、大型M.2ヒートシンクの冷却性能は良好だ。ケース内のエアフローがあまり良くない状態でもSSDをしっかりと冷やしてくれるだろう。
アイドル時のサーモグラフィ結果 | 高負荷時のサーモグラフィ結果 |
続いて、サーモグラフィの結果を確認していこう。今回は上半分にグラフィックスカードがあるため、下半分しか撮影ができていないが、高負荷時に温度は確実に上昇しており、M.2 SSDから発生した熱がヒートシンク全体に広がっている事がわかる。