エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1496
2025.01.17 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ここからはMSI「MAG B860 TOMAHAWK WIFI」をベースにPCを構築して、実際の挙動を確認していこう。テスト用のCPUにはNon-KモデルのハイエンドCore Ultra 7 265を使用し、セッションの後半では、「MSI Performance Preset」でPower Limitを調整するチューニングも試してみることにした。
Core Ultra 7 265はCore Ultra 7 265Kとコア数やキャッシュ容量は同じだが、Processor Base Power(PBP)は65W、Maximum Turbo Power(MTP)は182Wと控え目に設定されている |
OSのインストールが完了してネットワークに接続すると「Driver Utility Installer」が起動する |
必要なドライバだけでなく、独自ユーティリティもまとめてインストールできる |
「MAG B860 TOMAHAWK WIFI」に実装されている制御プログラムは、AMD 800/Intel 800シリーズから採用されている最新「CLICK BIOS X」だ。トグルボタンやドロップダウンリストを使い、直感的な操作で各種設定ができる簡易モード「EZ Mode」と、各種機能を細かく設定できる「Advanced Mode」の2種類のモードを搭載し、それぞれのモードは「F7」キーでシームレスに切り替えて使用することができる。なお今回は主要な機能を中心に簡単に紹介していこう。
簡易モード「EZ Mode」では必要な情報に1画面でアクセスできる。また右上には個別機能へアクセスするためのショートカットアイコンも用意されていた |
「MSI Performance Preset」では、4種類のPower Limit設定を選択可能 |
「Hardware Monitor」では、Windowsアプリケーションと同様の操作でファンの回転数を制御できる |
「F7」キーを押すと瞬時に「Advanced Mode」に切り替わる。なお右側にはCPUやメモリ、マザーボードのBIOSバージョンなどが表示されている |
「Advanced」タブでは、マザーボードやインターフェイスなどの設定が可能 |
「Overclocking」タブでは、ベースクロックやメモリクロック、各種電圧などの設定が可能 |
パスワードやTPMなどセキュリティ関連の機能がまとめられている「Security」タブ | 起動ドライブの優先順位やブート時の設定をする「Boot」タブ |
「Save & Exit」タブでは設定内容の保存や設定の初期化ができる |