エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1497
2025.01.20 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
「GeForce RTX 5090 Founders Edition」では、メインの基板を本体の中央に実装し、その左右にスルー構造の大型ヒートシンクと冷却ファンを搭載する「Double Flow Through」デザインを採用することで2スロット厚を実現している。ちなみに冷却ファンのサイズは実測115mmで、ヒートシンクには計5本のヒートパイプが貫通しているのを確認できた。
GeForce RTX 30/40シリーズと同じX字型のフレームデザインを採用。ただし、冷却ファンは表裏各1基ではなく、表面に2基搭載する |
冷却ファンの直径は実測115mm、厚さ実測17mmのリングフレームファンで、7枚の大型インペラを実装 |
ほぼ全面がヒートシンクのカード裏面。透かしてみるとヒートシンクに5本のヒートシンクが貫通しているのが確認できる |
裏面のヒートシンクには、片側各81枚の冷却フィンを搭載 |
カードの厚さは実測約40mm(2スロット厚)。またカードの側面にはホワイトLEDを内蔵した「GEFORCE RTX」のロゴがデザインされている |
中央部分のカバー下にもヒートシンクが実装され、風が抜けるようにカバーには2本のスリットが設けられていた |
補助電源コネクタは従来と同じ16pinコネクタで、バスインターフェイスはコンシューマ向けのグラフィックスカードでは初めてPCI Express 5.0(x16)に対応する。カードサイズは長さ304mm、幅137mm、厚さ40mm(実測)、重量は実測1,816g。「GeForce RTX 4090 Founders Edition」(長さ304mm/幅137mm/厚さ61mm/2,183g)に比べると厚さや重量は削減されているが、長さや幅は全く同じだった。
カード長は304mmで、NVIDIAが提唱するSFF-Readyガイドラインギリギリのサイズだ |
重量は実測1,816gで、「GeForce RTX 4090 Founders Edition」に比べると300g以上軽くなっている。とは言え、かなり重量があるため水平設置で運用する場合にはVGAホルダーを用意したい |
「GeForce RTX 4090 Founders Edition」と比較してみたところ。カードの厚さは薄くなっているが、長さや幅は全く同じだった |
コンシューマ向けのグラフィックスカードでは初めてPCI Express 5.0(x16)に対応。端子の一部が連結した特殊な形状になっている |
16pinの補助電源コネクタは斜めに実装されているため、幅の狭いPCケースでもコネクタに負担を掛けずに差すことができる |
カード裏面のカバー部分には「RTX 5090」のロゴがデザイン |
カードの先端部分は完全に密閉され、「GeForce RTX 4090 Founders Edition」にあったカード固定用のネジ穴は省略されていた |
出力インターフェイスはDisplayPort 2.1b×3、HDMI 2.1a×1の4系統。またブラケットには通気孔はなく、カード先端と同じく密閉されていた |
編集部ではすでに「GeForce RTX 5090 Founders Edition」のベンチマークテストも進行中。近日中にパフォーマンスレビューを公開する予定なので楽しみにしていて欲しい。
協力:NVIDIA Corporation