エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1498
2025.01.23 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ここからは実際のゲームを想定したベンチマークテストを使い、パフォーマンスを確認していこう。まずは⼈気MMO RPGの最新版「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」ベンチマークからだ。「グラフィックス設定」は「最⾼品質」を選択し、フルHD(1,920×1,080ドット)、WQHD(2,560×1,440ドット)、4K(3,840×2,160ドット)の3種類の解像度で計測を⾏っている。
4K解像度でもスコアは24,000を超え、最高判定「非常に快適」の目安になる15,000を余裕でクリアする。またGeForce RTX 4090と比較するとフルHD解像度ではCPUがボトルネックになり約4%に留まるのに対して、WQHD解像度では約12%、4K解像度では約35%に広がり、GPUの負荷が高くになるにつれて違いが顕著になる。
比較的負荷が軽く、高フレームレートが狙いやすいタクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」のゲーム内ベンチマークの結果を確認しておこう。「API」は「DirectX 12」、「総合品質」は「最高」、「レンダリングのスケール」を「100」に変更し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を行った。
フレームレートは4K解像度が344fps、WQHD解像度が547fps、フルHD解像度が631fpsで、いずれも現行最高クラスの高リフレッシュレートディスプレイを組み合わせた場合でも、その性能を存分に引き出すことができる。またGeForce RTX 4090との比較では、フルHD解像度ではやはりCPUがボトルネックになるためその差は約5%だが、WQHD解像度では約19%、4K解像度では約34%で、GPUの負荷が高くなるにつれて差が広がっていく。
人気バトルロイヤルゲーム「Apex Legends」のスコアも確認しておこう。「Apex Legends」にはプリセットが用意されていないため、できる限り高品質になるように設定して、射撃訓練場の一定コースを周回したときのフレームレートをCapFremeXで計測した。なお144Hzのフレームレート制限は解除し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類を選択している。
GeForce RTX 5090では、4K解像度でも300fpsのフレームレート制限に引っかかり、解像度に関係なく頭打ちになる。ここまでパフォーマンスが出ているのであれば、フレームレートを稼ぐために画質を落とす必要はないだろう。ちなみにGeForce RTX 4090との比較では、4K解像度で約5fpsの差があるのを除けば違いはなかった。
「アサシン クリード ミラージュ」のゲーム内ベンチマーク結果を確認していこう。「グラフィック品質」は「最高」、適応品質は「オフ」、「アップサンプルタイプ」は「NVIDIA DLSS」、「アップサンプルクォリティ」は「バランス」に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
フルHD解像度ではCPUがボトルネックになり、グラフィックスカードによる差はまったくない。またこれまでのベンチマークに比べると差は小さいものの、WQHD解像度では約4%、4K解像度では約12%上回るフレームレートを記録しており、やはり高解像度環境に強いことがわかる。