エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1499
2025.01.26 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
「B850 Steel Legend WiFi」のバックパネルには、紛失の心配がない一体型I/Oパネルが採用されている |
続いて「B850 Steel Legend WiFi」のバックパネルインターフェイスを見ていこう。ネットワークはDragon RTL8125BGによる2.5ギガビット有線LANに加えて、トライバンドかつMU-MIMOサポートのWi-Fi 7に対応している。
また、多数の周辺デバイスを接続可能な合計11基のUSBポートを備える点も特徴だ。複数コントローラを使用して低遅延な通信を可能にする、ゲーミングデバイス用の「Lightningゲーミングポート」を搭載。さらに+12Vレールから変換して5Vの電力を供給する、低ノイズなオーディオデバイス向けの「Ultra USB Power」ポートも備えている。
充実したUSBポートやネットワークを搭載。画面出力はHDMI×1で、CPUレスでBIOSをアップデートできる「BIOS Flashback」ボタンも備えている |
「Lightningゲーミングポート」は、8Kモデルなど高レポートレートなゲーミングデバイスの性能をフルに発揮できる | 有線LANはDragon RTL8125BGチップによる2.5ギガビットLANを搭載 |
ワイヤレスネットワークはWi-Fi 7に対応。バックパネルに装着できるアンテナも製品に同梱されている |
実際にPCを組み上げる際に、冷却ファンやRGBデバイスはどこに接続するべきか。ここでは具体的なコネクタ・ピンヘッダの配置やその大まかな役割を含め、まとめてチェックしていこう。
CPU_FAN:青、AIO_PUMP:水色、CHA_FAN:緑 |
ファンコネクタは、メモリスロットの上部にCPUクーラー用ファンを接続する「CPU_FAN1」と「CPU_FAN2」を搭載。デュアルファン仕様のクーラーでも迷わず配線できる。そのすぐ隣に実装されているのは水冷ポンプ用の「AIO_PUMP」で、オールインワン型水冷ユニットを組み込んだ際は、ポンプのコネクタをここに接続すればいい。
また、ケースファン用のコネクタは「Blazing M.2」スロットのすぐ隣に「CHA_FAN3」を実装。PCケースの後方に近い位置関係から、リアファンの接続に向いているだろう。そのほか、最下段の拡張スロット下部に「CHA_FAN1」と「CHA_FAN2」コネクタを搭載。このあたりは裏配線スペースに通じるホールが配置されることも多く、ファンハブなどの接続に向いていそうだ。
CPUクーラーのファンを接続する「CPU_FAN1」「CPU_FAN2」はブラック、ポンプ用コネクタの「AIO_PUMP」はグレーに色分けされている。 | リア側に搭載されたファンコネクタの「CHA_FAN3」は「Blazing M.2」スロットに隣接している |
「CHA_FAN1」と「CHA_FAN2」コネクタは、拡張スロットの下部に並んで搭載されていた |
ARGB LEDヘッダ:赤、RGB LEDヘッダ:オレンジ |
LEDピンヘッダは、合わせて2ヶ所に配置。メモリスロットに隣接したマザーボード右上には、5V/3pin仕様のARGB LEDヘッダ「ADDR_LED2」と「ADDR_LED3」が搭載されている。さらに最下段の拡張スロット下部には、ARGB LEDヘッダの「ADDR_LED1」と12V/4pinピン仕様のRGB LEDヘッダ「RGB_LED1」が並んで搭載されていた。
マザーボード右上に配置された「ADDR_LED2」と「ADDR_LED3」は、いずれもARGB対応のLEDピンヘッダだ | マザーボード下部に搭載されている、ARGB LEDヘッダの「ADDR_LED1」とRGB LEDヘッダ「RGB_LED1」 |
ATXおよびCPU電源コネクタには、電力損失を抑え高電流への耐性を備えた「高密度電源コネクタ」が採用されている |
フロントパネル用のUSB 3.2 Gen 2×2ヘッダ(USB32_TC3)と、USB 3.2 Gen 1ヘッダ(USB32_8_9)。すぐ隣にはATX 24pin電源コネクタがある | SATAポートの隣に実装されていたUSB 3.2 Gen 1ヘッダ(USB32_6_7) |
マザーボード右下に実装されている、フロントのシステムパネル用ピンヘッダ・スピーカーヘッダとUSB 2.0ピンヘッダ |
Realtekの2.5ギガビットLANコントローラ「Dragon RTL8125BG」 |
チップヒートシンクのすぐ近くに実装されていた、BIOS ROMと「BIOS Flashback」用チップ |