エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1500
2025.01.29 更新
文:撮影・編集部 池西 樹
アクションRPGゲーム「黒神話:悟空」のベンチマークソフトのスコアを確認していこう。「サンプリング解像度」は「50」、「スーパー解像度」は「DLSS」、「フレーム生成」「フルレイトレーシング」は「ON」、「フルレイトレーシングレベル」は「超高」、「画質レベル」は「最高」に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
もともとGPUの負荷が高いゲームということで、GeForce RTX 4080との比較ではフルHD解像度やWQHD解像度でも約12%、4K解像度では約17%上回る。ちなみにフレームレートはそれぞれ155fps、129fps、88fpsで、WQHD解像度までなら144Hzクラスの高リフレッシュレートな液晶ディスプレイを組み合わせたい。
映画「Avatar」シリーズをベースにしたオープンワールドゲーム「アバター:フロンティア・オブ・パンドラ」のゲーム内ベンチマークのスコアも確認しておこう。「グラフィック品質」は「ウルトラ」、「テンポラルアップスケール」は「Nvidia Deep Learning Super Sampling」、「スケーリング品質」は「バランス」、「スケーリングモード」は「固定」に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
GeForce RTX 4080との差はいずれの解像度でも約10%で、ほぼCUDAコア数に準ずる結果になった。またDLSSのフレーム生成機能には非対応のゲームだが、4K解像度でも99fps、WQHD解像度では156fps、フルHD解像度では181fpsをマークし、やはりWQHD以下の解像度なら高リフレッシュレートな液晶ディスプレイを組み合わせたい。
オープンワールド型RPG「ホグワーツ・レガシー」についても確認をしておこう。「全体の品質プリセット」は「最高」、「レイトレーシング画質」は「最高」、「アップスケールタイプ」は「NVIDIA DLSS」、「アップスケールモード」は「NVIDIA DLSSバランス」、「フレーム生成」は「オン」に設定。解像度はこれまでと同じフルHD、WQHD、4Kの3種類で、フレームレートの計測にはCapFremeXを使用している。
スコアの傾向は「アバター:フロンティア・オブ・パンドラ」に近く、いずれの解像度でもGeForce RTX 4080を約10%上回る。また4K解像度でもフレームレートが110fpsを超えることから、最近手頃になってきた4K/144Hzの液晶ディスプレイの組み合わせにピッタリだ。
サバイバルホラーゲーム「Alan Wake 2」の結果も確認しておこう。「クオリティのプリセット」は「高」、「レイトレーシングのプリセット」は「高」、「解像度のアップスケーリング」は「DLSS」、「DLSS Frame Generation」は「ON」、「レンダリング解像度」は「バランス」に設定した。解像度はこれまでと同じフルHD、WQHD、4Kの3種類で、フレームレートの計測にはCapFremeXを使用している。
最近のゲームの中でもかなり重いゲームだが、DLSSを活用することで4K解像度でも滑らかな映像でゲームを楽しめる。またGeForce RTX 4080に比べると、いずれの解像度でも約11%フレームレートがアップしており、解像度が比較的低い環境でもGeForce RTX 5080を選択するメリットがある。
ゲーム系ベンチマークのラストは、オープンワールド型アクションRPG「Cyberpunk 2077:Phantom Liberty」のゲーム内ベンチマーク結果を確認していこう。「クイックプリセット」は「レイトレーシング:オーバードライブ」、「解像度スケーリング」は「NVIDIA DLSS Super Resolution」、「DLSS Super Resolution」は「バランス」、「DLSS Ray Reconstruction」は「オン」、「Frame Generation」は「DLSS Frame Generation」に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を行っている。
GeForce RTX 4080に比べるとフルHD解像度では約5%、WQHD解像度では約7%、4K解像度では約17%上回り、高解像度になるほど差が広がっている。また今回はパストレーシングを使用する最も重い「レイトレーシング:オーバードライブ」でテストを実施しているが、4K解像度の平均フレームレートは89.11fpsをマーク。実際のテスト中の映像もコマ落ちなどなく滑らかに再現できていた。