エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1501
2025.01.31 更新
文:文:エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi/撮影:pepe
まずは外観のチェックから進めていく。普段は24型をデュアルディスプレイで使う筆者だが、34型ウルトラワイドの大画面を前にするとその迫力に圧倒される。幅は809mmと1台のディスプレイとしては大きいが、デュアルディスプレイ環境からの移行という人であれば問題なく使用できるだろう。
本体及び台座となるスタンドベースはホワイトで統一。台座は窪みを設けることでペンやスマートフォンを置くことが可能。目線のすぐ下に設置できるため、メッセージの着信などを素早く確認することができる。
フレーム幅は、上部と左右が約2.0mmで非表示エリアは約5.0mm | フレーム下部は幅約16mmで非表示エリアが約2.0mmだった |
アーム部分には電源ケーブルやディスプレイケーブルをまとめて通すことができるケーブルホルダーが用意されている |
押すとカチッと手ごたえがある操作ボタン。MSI製液晶ディスプレイの多くで採用される「Naviキー」とは操作感が異なるものの使い勝手は悪くない |
液晶ディスプレイの重要部分である本体背面のインターフェイスを確認する。映像関連のインターフェイスは、HDMI 2.0b×2、DisplayPort 1.4a×1の3系統。PCはDisplayPortに接続、コンシューマゲーム機のほかその他の機器はHDMI接続するといった使い方になるだろう。
また、USB Type-C DP Alt mode、USB、Type-C Power Deliveryに対応するUSB Type-Cポート×1のほか、2台のPCで共有可能なKVM機能に対応するUSB 3.2 Gen 1 Type-A(USBハブ)×2を搭載している。使い方については、後程紹介するテストセッションを参考にしていただきたい。
34型ウルトラワイドということで、フットプリント(設置面積)や稼働領域が気になるところ。外形寸法は、幅809mm、奥行き251mm、高さ425mmという大型ボディながら、円形のスタンドベースはサイズが大きくしっかりと支えてくれる。多少揺らしても安定感は抜群だった。奥行きは251mmと液晶ディスプレイとしては一般的なサイズのため、デスクの奥まで下げて設置することが可能。スピーカーは内蔵されているため、デスクの横幅ギリギリに設置することもできる。
スタンドの調整機能は、可動範囲が-5°~20°の上下角度調節(チルト)、-30°~30°の左右角度調節(スイベル)、0~110mmの間で高さ調節が変更可能。また、VESA75準拠のモニターアームの取り付けができるため、さらに位置調整が必要な場合には活用したい。