エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1502
2025.02.01 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
「TUF GAMING B860-PLUS WIFI」の基本仕様や各種機能を把握したところで、ここからは実際にマシンを構築しての実動インプレッションに移っていこう。CPUは先日検証記事をお届けした、未発売のCore Ultra 200SシリーズNon-Kモデル「Core Ultra 7 265」を搭載する。
なお、CPUクーラーに360mmラジエーターを備えたオールインワン型水冷ユニットASUS「ROG Ryujin III 360 ARGB Extreme」を使用することから、Power Limitを引き上げる「ASUS Advanced OC Profile」を有効化。パフォーマンス重視の設定で検証を行うとともに、逆に「EZ System Tuning」における「Power Saving」を有効化したエコ設定と見比べることにした。
CPUは8+12コア構成の「Core Ultra 7 265」を搭載。メモリは最大8,000MHz動作設定の48GBキットを使用している |
「ASUS Advanced OC Profile」を有効化することで、Power Limit設定をIntel標準値より引き上げることができる |
シングルスレッド処理時はPコア最大5.1GHz、Eコアは大きく変動していた | マルチスレッド処理時はPコアが5.0~5.1GHz、Eコアは4.6GHz前後で動作していた |
「ASUS Advanced OC Profile」により、Power LimitはPL1:320W/PL2:4,095Wになっている |
UEFIで「EZ System Tuning」を「Power Saving」に設定した状態でも計測を行った |
シングルスレッド処理時はほぼ同じだったが、マルチスレッド処理時はPコアが3.8GHz程度、Eコア1.5GHz程度で動作していた | Power LimitはIntel標準値のPL1:65W/PL2:182Wになっている |
「TUF GAMING B860-PLUS WIFI」が搭載する制御プログラムは、ASUS製マザーボードお馴染みの「UEFI BIOS」だ。詳細な設定項目が用意された「Advancedモード」と、一画面で主要な設定すべてにアクセスできる「EZモード」を合わせた2モードから選ぶことができる。またIntel 800シリーズ製品より追加された、マザーボード上に搭載されたパーツを直感的に把握できる「BIOS Q-Dashboard」も便利だ。
詳細な設定項目が並ぶ「Advancedモード」。各種設定を理解できる中上級者向けモードだ |
チューニング関連の項目が集められた「Ai Tweaker」タブ。メモリのXMPプロファイルもこの項目で設定可能 |
詳細なファンコントロール設定が可能な「Q-Fan Control」 | BIOSアップデート機能「ASUS EZ Flash」など独自機能が集められた「Tool」タブ |
どこにどういったパーツ・デバイスが接続されているかが把握できるマップ機能「BIOS Q-Dashboard」 |
起動関連やちょっとしたカスタム設定ならこの画面で完結してしまう、簡易モードの「EZモード」 |