エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1503
2025.02.07 更新
文:編集部 Tawashi/撮影:pepe
ここまで紹介してきた「Infinite」だが、秋葉原を含めパーツショップでは取り扱っていない。購入するには、アユート公式オンラインショップ「アキハバラe市場」を利用する必要がある。
編集部による撮影時の様子。木製パレットを開ける際には工具も必要だ。ちなみにアユートによると、送料だけで「おおよそ数万円~10万円弱を見込んで欲しい」とのこと |
再三伝えている通り非常に大きく、本体重量は47kg、梱包重量は100kgに達する。受領時は軒先渡しまたはトラックから降ろした場所での引き渡しで、ビルや集合住宅での各戸入り口までの移動は行われない。さらに木製パレットや外枠など梱包材の引き取りも行わない等の条件がある。購入を検討している場合には、届け先の地域や場所により個別に見積もりが作成される。
InWinによる開封の様子。外装パッケージは総重量100kgの木製パレットで、一人での開封作業や設置は、危険なためオススメできない |
奇抜なデザインや高額な販売価格など一般ユーザーにとっては敷居が高いInWinの名物「Signature」シリーズ。しかしながら、強化ガラスパネルや素材に木製をいち早く採用するなど、そのアイデアは一般向けのPCケースにもしっかりと落とし込まれている。かつて行ったインタビューでは「成型と製造の限界に挑む」という言葉が印象的だったが、常にPCケースのトレンドを先取りしたいという姿勢は他のPCケースメーカーと比べても実に積極的だ。
取り上げた「Infinite」は、1mを超える強化ガラスが実に美しいフォルムで、同じく曲げ加工が施されたアルミニウムの筐体に巻き付くように半身を覆う、超大型のオープンフレームケースに仕上がっている。他のケースメーカーを含めコンセプトモデルは多数あるものの、実際に製造され購入できてしまうのがInWinらしいところ。おいそれと手が出る代物ではないが、いち自作ファンとしては見ているだけでもワクワクさせられる。3か月後に迫った今年のCOMPUTEX TAIPEIでも新作が用意されているのだろうか。今からブースを訪れるのが楽しみだ。
協力:In Win Development Inc.
株式会社アユート