エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1504
2025.02.09 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
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先日検証をお届けした「GeForce RTX 5090 Founders Edition」では、メイン基板の他、出力インターフェイスや拡張スロットを分離したモジュール構造とDouble Flow Throughデザインにより、イマドキのフラッグシップでは珍しい2スロット厚に抑えられていた。
一方、「AORUS GeForce RTX 5090 MASTER ICE 32G」では、定格でもTGPが575Wに達するGeForce RTX 5090を効率よく冷やすため、13本のヒートパイプや大型ヒートシンク、直径113mmの「HAWK Fan」×3基で構成される4スロット厚の巨大クーラー「WINDFORCE冷却システム」を搭載する。
公称カードサイズは長さ360mm、幅150mm、厚さ75mm、重量は実測約2,705gで、「Screen Cooling Plus」によって120mmファンを増設する場合には、さらにスペースが必要になる。購入を検討している場合には、あらかじめPCケースのクリアランスを確認しておこう。また水平設置で運用する場合には、必ず付属のVGAホルダーを併用したい。
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PCケースのクリアランスを確認する場合、長さはもちろん、幅についても忘れずにチェックしていこう |
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本体重量は実測で約2,705g。これまで検証してきたグラフィックスカードの中でもトップクラスに重い |
出力インターフェイスはDisplayPort 2.1b×3、HDMI 2.1b×1の4系統を備え、4画面の同時出力が可能。補助電源コネクタは16pin(12V-2×6)で、PCI Express 8pin×4の変換アダプタも付属しているが、できればATX 3.1/PCI Express 5.0に対応する電源ユニットを用意したい。
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冷却ファン、クーラーカバーともホワイトで統一。冷却ファンは直径113mmの「HAWK Fan」を3基搭載し、中央と左右のファンの回転を逆にする「Alternate spinning」に対応 |
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クーラーの側面にはLEDによるイルミネーション機能に加えて、小型LCD「Edge View」も実装 |
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バスインターフェイスはPCI Express 5.0(x16) | 7枚のブレードを実装する「HAWK Fan」。そのうちの1枚には先端に小型LEDが内蔵され、「RGB HALO」によるイルミネーションを可能にしている |
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補助電源コネクタは16pin(12V-2×6)×1で、最大600Wまで給電が可能 | ファンやLED用のコネクタは2基用意されていた |
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基板の裏面にはホワイトカラーのメタルバックプレートを実装。 |
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クーラーのベースプレート固定部分にはメタル製の頑強なリテンションを搭載 | 先端部分のヒートシンクはむき出しで、「Screen Cooling Plus」によって付属の120mmファンを増設可能 |
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120mmファンはゴム製マウントを使いツールレスで取り付けが可能。ファンコネクタは4pin PWMで、5V/3pinのARGB LEDコネクタも用意されている |
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出力インターフェイスはDisplayPort 2.1b×3、HDMI 2.1b×1。またブラケットの上部には大型のスリットを備え、ファンからの風がケース外に抜けるようになっていた |